ShortStory part.2

「やぁ、白崎渚です。今回のSSも僕が担当するよ」


「おいこら渚、一人で進めるな」


「あれ、怜もいるんだ」


「まだ第二弾だろ。驚くことないだろうが」


「でも怜ってこういうの嫌いじゃないの?」


「嫌い(即答)だから早く終わらせたい」


「即答しないでよ……まぁいいや。今回のSSでは登場人物の紹介をしていきます。今回紹介する人物は姫野さん姉妹」


「玲奈からじゃないんだな」


「玲奈さんは怜と一緒に紹介するつもりだから、もうちょっと先かな」


「ふーん」


「それはさておき、姫野さん姉妹は学園三大美姫と呼ばれるマドンナの中の二人で、お互いに高スペックの高ルックスを持ち合わせたまさに最強姉妹と言われているんだ」


「薫先輩がハイスペックってのは分かる。部活やりながら生徒会の仕事は玲奈とほぼ同じくらいのスピードで終わらせてる」


「そ、薫先輩は生徒会副会長でありながら風紀委員担当で、武道の心得があるらしく羽目の外す生徒にはいい抑止力になっているんだ」


「確かに、薫先輩に喧嘩打った生徒の何人かが腹パン食らって吐いたらしいし」


「あのときの薫先輩怖かったもんねぇ~あとで玲奈さんに泣きついて反省してたけど」


「あのクールな薫先輩が泣いてる姿は俺も驚いた。玲奈も思わず母性全開になってたし」


「それからだよね、学園の中で薫先輩がイケメンの最強女子になったのは。手の付けどころのないハイスペック女子っていう形で有名になって、おかげで女子からの人気も急上昇していったんだよね」


「で、俺らが入学したときに現れたのが姫野葵ってわけだな」


「そう。姫野葵さん、薫先輩の妹で同じく学園三大美姫の一人で男女問わず人気が高い生徒なんだけど、学園の中でも屈指の清楚系クールキャラでボクっ娘でそれがかわいいとかかっこいいっていうので有名だね」


「姫野のあのクールキャラは元からなのか?」


「それは本編で語っている通り、葵さんの姉である薫先輩に憧れてあのキャラになったんだ。まぁ、それが原因で薫先輩と喧嘩することになったんだけど、薫先輩としては葵さんには自分の真似はしないでほしいっていう思いがあるらしいけど」


「お互い不器用だからすれ違ったんだよなぁ……」


「でも、怜が間に入って二人の関係を取り持ったことで薫先輩の価値観が葵さんに伝わったんだよね」


「あの時は余計なお世話だったかもとか思ったわ」


「周りから見たらそうだけど、薫先輩の価値観を知ってる怜なら不器用な薫先輩の気持ちを解釈して伝えるのは怜にしかできない事だからね」


「薫先輩には昔から世話になってるからな。恩返しだ」


「そんな二人だけど、実際のところはめちゃめちゃ仲のいい二人で、一緒にバスケをやるくらいには仲がいいんだ。喧嘩をしたのは小学校以来久しぶりで、小学校の頃から一度も喧嘩をしたことはなかったらしいよ」


「不器用でありながらも気は合うからなあの二人」


「そうだね。というわけで今回のSSは以上です! 次は第三弾で会いましょう! 担当は白崎渚と」


「夜狼怜でした~」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【あとがき】

お疲れ様です。

SS第二弾が完成しました。

今回は葵と薫について少し深堀しました。

これで少しでも葵と薫を推して頂けるとありがたいです。


玲奈と怜については今しばらくお待ちくださいな。

この二人こそ結構物語に関わってくる人物たちので、葵と怜の関係性を楽しみつつ怜と玲奈のサイドストーリにも注目してお読みください。

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