前のエピソード――第137話　新作を書こうと思います（最低限、ここまで知っていればOK編）

登場人物：

猪口直衛（６５歳）　正行たちに依頼してくる『主（あるじ）』。数年前までは東京の警察庁の外事二課（ヤクザなどを担当）する部署にいたが、同居する孫の気管支炎と息子（同じく警察官）の移動に伴い星ノ宮警察署の『生活安全課』の相談役兼補助役として嘱託職員をしている。

ポー・スポークスマン（３０代後半から４０代前半）　普段は正行のいる星ノ宮大学でドイツ語を教えるイギリス人准教授として、または、覆面売れっ子翻訳家として生活しているが、裏社会では伝説の狙撃手（スナイパー）『暗闇の蝶（ダークバタフライ）』として活動していた。石動とは色々張り合っている仲で、猪口の直属の部下になっている。

平野平春平（享年７０歳後半）　平野平正行の祖父であり秋水の父。本作開始の半年前に他界する。現在は『中央界』と呼ばれる中立地帯で魔導書の日本語翻訳の編纂（へんさん）に携わっている。

世界：

中央界　ある時空間に存在する全ての宗教の神や悪魔、邪神、怪異などが争わない均衡と平和のある街。