第130話 横書きの傲慢、縦書きの厳しさ
今、私たちは横書きで文字を書いている。
これはパソコン以前、ようするに、ワープロ時代からの使用である。
元々がアメリカに元祖を持つワープロは縦に書くことは標準で、それに伴い、会社の資料作成なども縦書きが主流になった。
しかし、現実の小説で横書きというのは実は未だに珍しい。
確かに縦書きに読める機能を備えている小説執筆サイトもある。
でも、私を含め、多くの人は横で小説を書く。
加えて、行間の一行空けも中々ない。
このような文体が生まれたのはライトノベルの初期『世界の中心で愛を叫ぶ』『KAGEROU』などの影響が多い。
もっとも、白い紙に赤文字で文章を書かれれば刺激の弱い目には感動で無く、痛みで涙がボロボロ出た。
縦書きの世界では、今だ、古典的小説の書き方が主流だ。
だから、作家デビューするとその変更点などに驚き作者が多いという。
でも、パソコンが普及した今、原稿用紙で小説を書くのは文豪レベルだろう。
もちろん、パソコン(インターネット)で多くの人に読まれることはとても、役に立つ。
しかし、パソコンでダウンロードしても、その作品は既にメジャーな作品であることが多い。
大手通販サイトAmazonでも取り扱いはしているが、0円か100円程度なのが実情だ。
やはり、大手の紙の出版社は強い。
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