第129話 「俺、特技はないけど小説を書くことだけは得意です!」は駄目
時々、「学業もスポーツもダメだけど、小説を書くことだけなら自信があります!」という人を見聞きする。
正直な話をすれば、小説家は「お話を作って終わり」というものではない。
編集者さんとの打ち合わせや小説を書くのなら社会における常識やマナーは知っておくべきだと思う。
何故なら、如何に画面の向こうにいるのは人間なのだ。
小説や漫画の醍醐味は常識や定番を覆すことにある。
読者に新たな視線を作ることも小説家の役割なのである。
また、小説業界も人の社会である。
礼儀作法やマナーがなっていないといくら面白と思う小説を書こうが門前払いを食らう可能性が増す。
私的にお勧めしたのは「秘書技能検定」だ。
これは主に事務関係の仕事内容に精通したプロフェッショナルを証明するもので産休ではお辞儀や後輩などの接し方などが色々説明されている。
会社という組織の基礎知識が詰まっている。
なお、私は、この資格の二級まで持っている(準一級だと東京に行って実技試験まである)。
非常識な世界を書きたいのなら、今の現実の常識を知らないといけない。
単に自分の好きなものや楽しいものだけで作った作品が面白いかと言えば、それはどうだろう?
また、世界の動向も知っておいて損はないだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます