第122話 見知らぬ世界って近くにあるよ

--トラック(思うのだが、ここまでトラックを悪者にされてトラック協会は声明を出していいと思う)にねられて異世界に転生をする


 これが俗に言う『ライトノベル』の冒頭である。



 でも、そんなことしなくても『異世界』というのは結構身近にある。


 例えば、今、朝の六時前で、まだ日が昇っていないが町内を一周してみた。


 朝、出勤前だと車がひっきりなしに来る道路には誰もいない。


 空を見ると星々が綺麗だ。


 懐中電灯を使っての少しの冒険だが、色々発見がある。



 なにも死ななくても異世界は何処にもある。


 映画なんて二時間の大冒険だ。(ジャンルにもよりますが)


 コインランドリーで妄想するのも異世界への冒険だ。


 夢を見るのだって、今を生きていることだって、見方や感じ方を変えれば異世界になる。



 わざわざ、電車やトラックにはねられなくても異世界を感じることは結構簡単にできるのである。



 あと、異世界って生き残るの難しいと思う。


 特に冒険ものの場合、キャンプどころの話ではない。


 獲物などの調達などを考えれば、(体力などがそのままの場合)スタミナや運動神経なども必要だろう。


 また、急激な変化は脳や体に混乱を起こす場合もある。



「うっせー、俺たちはリアルを求めねぇよ!」


 とお𠮟りを受けることだろう。


 でもね、嘘を現実らしく書くには、その現実を知らないといけない。


 それを抜きにすると、ただの都合のいい妄想になりやすい。

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