第120話 どこからがNGでどこからがいいの?

 障害、社会問題、思想などを書くのが小説やエッセーだ。


 が、それが「苛め」や「差別」と感じる人がいるのも事実だ。


 偏見というものもある。


 本人は流行りを取り入れただけでも、他人が見れば、その本人が偏見や差別をする人間だと思い込む。


 いくら釈明しようと後の祭りだ。



 私があまりインフルエンサーなどを知らないのは、というか、知りたくないのは、そこに「楽して儲けたい」というにおいを感じてしまうからだ。


 もちろん、自分の専門性や意見を世に広めて社会をよくしたいという思いはあるだろうが、そういう人に限ってだんだん顔が歪んでくるように思う。


 SNSは俗に言うバズる、流行ると一瞬で同じような行動をする人たちが一定数いる。


 国内外での、これまた日本国民や以外でも観光地などで迷惑行動を取ったりドローンで撮影したりするものもいる。


 そうすると、加害者たちはもちろん、流行らせた本人たちも非難を受ける。


 それも、下手をすると世界を巻き込む。


 だから、基本的に私はSNSでは独り言をつぶやく程度だ。



 私の好きな作家は基本的に政治的発言は少ない(と思う)。


 でも、ある作家が言った。


「本当にすごい作家というのは、自分の意見を言わなくても作品で自分の言いたいことを明確に言うから伝わるんだよ」


 そういう作家になりてぇなぁ……

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