第112話 スタートダッシュと継続の話

 体調が悪い。


 ここ最近、「あっちぃ」なんて言ったのに現在、冷房ではなく暖房をつけている。


 そのせいか、風邪っぽい。


 その上、午前中は仕事中でも睡魔が襲い、コケそうになる。


--寝よう。


--今日は早く寝よう。



 熱が入ったり、盛り上がる場面だと、ついつい体より脳や心(同じなんだけどね)を優先して無理をさせる。


 結果体調不良になる。



 正直、そういう無理して書いたものにいい印象はない。


 殊更「無理して書きましたぁ」と表明されれば「おめぇは同情票が欲しいのか?」と邪推する。



 作家の作業自体は頭脳労働である。


 でも、それを運用するには体が資本になる。


 正岡子規は病床で俳句を詠んだが、そんなの周囲の協力などがあってのことで我々には無理。



『脳が体を支配しているのではない。しかし、体が脳を支配しているのではない。体を鍛え、心も鍛えなさい』



 具体的にはどうするか?


 毎日、ちゃんと朝に起きてご飯を食べて、学校や仕事に行き、昼食を食べ、無事に帰宅し、夕食を食べ風呂に入り、夜更かししない。



『何を……子供ではあるまいし』


 と思われた御仁。


 あなたは、それをちゃんと出来ていますか?



 酒は百薬の長である。


 でも、睡眠は万病の薬だ。



 というわけで、お休みなさい。

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