第109話 優しい物語を書きたい

 子供のころから自分自身も他人(家族含め)も大切にされなかった分、「ざまぁ系」とか「チート」などと見るとイライラする自分がいる。


 

 他人を見下して自分はマウント(上位)を取ったつもりだろうが、現実の彼らはどうだろう?


 小説ではないが、著名人などには『有名税』などを名目に誹謗中傷する輩が多い。


 その彼らも人間である。


 限界だってある。


 インターネットは秘匿性の高いものだと勘違いしているが管理しているプロバイダー及び通信会社も、事件性を感じ受理した警察が開示請求をすれば、すぐに住所や年齢などが公開さらされ被害者の知るところになる。


 不毛で世知辛い。



 だから、私は逆に読者に優しいものを提供したい。


 もちろん、ただ、甘いだけではなくちょっと苦みやスパイスを利かせることもあるが、読んだ後に生きることが少し楽になってくれたらいい。



--上に立つのでは一緒に手を取って行きたい場所、観たいものを見たい



 その中で何らかの出会いで化学反応が起こり、何らかの文明になれば、それこそめちゃくちゃ嬉しい。

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