第81話 私、『一生懸命』が大嫌いです!
今、文字通り『一生懸命』に小説を書いている人。
『一生懸命』に素振りや勉強、働いている人はいるだろう。
でも、あえて、私は声を大にして言いたい。
「私は一生懸命の人が大嫌いです!」
正確に書くのなら他人に「あ、一生懸命頑張っているね」「一生懸命書いていますね」などという褒められる言葉ならいい。
自らが「自分は一生懸命頑張っています!」という自己アピールが正直、嫌なのだ。
例えば、プロの野球選手になりたい。
プロの小説家になりたい。
何か専門的な技術が欲しい。
そのためには基礎体力(基礎学力)は当然として、その上で、いかに効率よく学べるかを工夫する必要がある。
どうも、学園ドラマものなどでは効率よくという言葉が悪者扱いされて感化された教師が「友情」や「努力」という言葉だけですべてが解決できると勘違いしてしまった。
何も教育だけではない。
法曹界も同じようなものだ。
「そんなもんで物事解決出来たら、世の中平和ですわな」
そんな皮肉も言いたくなる。
だが、一生懸命美徳野郎は、そのポーズだけ似せて特別に褒めてもらい、欲しいものが手に入ると思い込んでいる。
だから、自分の思い通りにならないと自らに原因を探らないで他人を罵倒する。
これは、本当に一生懸命頑張っている人に対する非礼である。
だから、大嫌いなのだ。
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