第69話 温故知新

『古きを訪ね、新しきを知る』


 これを古典中国では「温故知新おんこちしん」という。


 

 世の中には、『古典』と呼ばれるものがある。

 

 ある程度の大きめの書店に行けば『古典コーナー』がある。


 古代ギリシャ、近世文学(←短大時代の専攻科目)……


 ジャンルによっては「涼宮ハルヒの憂鬱」「スレイヤーズ」などもライトノベルの古典と呼び人もいるだろう。



 古典、と聞くと身構える人も多いだろう。


 なにせ、我々が普段使う言葉でないし、時代背景やら価値観やらがまるで違う。


 でも、面白いものは面白い。



 古典、と呼ぶには少し早いけど、好きな作家が生前残したエッセーなんて面白いし為になる。


 もちろん、規制だらけの現在の我々が読んで劇薬に触れるようなものだから、放送禁止用語とかエッチな言葉とか普通に出てくる。


『無気力になったら人間は終わりだ。だから、俺は若者たちの感情を揺さぶり続ける』


 こんな意味合いなことも言っている。


 

 書店の奥まってじい様ぐらいしかいなそうな、『古典』というジャンルには、私たちの知らない世界が多く存在している。



 なお、多くの古典には現代語訳したり、ダイジェスト版になっていたり、漫画になっていたりするものが結構多い。


 また、古典を一か月、毎週二十五分番組にして解説するNHK「100分de名著」も、また、簡単な朗読とアニメ、解説の先生とメイン司会の伊集院光のトークが面白い。



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