第49話 ネットとの付き合いに考える

 今、私はYouTubeで音楽を聴きながら書いている(正確にはタイピング)。


 昨今のAIの進歩には驚かされる。



 私の子供の頃は、それ専用の機器がないと駄目だった。


 例えば、今の状態なら作文用紙に鉛筆、消しゴム(私にシャーペンは合わなかった)、鉛筆削り器。


 音楽ならCDデッキにイヤフォンをジャックに差して聞く。


 それに辞書や資料などを置いて書いていた。


 

 今はネットで書けるし、音楽再生もできる。


 最近では、音声認識機能で声で質問して回答を出してくれるアプリも登場。



 ただ、先に書いた辞書や資料は全くの無駄か? と問われれば、私は否定する。


 辞書や資料は、今の科学では間違えているものや遅れているものも当然ある。


 でも、今では失われた機種や言葉が知れて面白い。



 何もコンピューター(AIや人工知能を含めて)を否定しない。


 生活の役に立っているし、元の時代に戻ることは不可能なぐらい、私たちは依存しているのは事実だ。


 

 それを意識しつつ、ちょっと、『現実に逃げる』のも私はいいと思う。


 本もパソコンも、つまるところ、情報だけで「どういう感じ」なのか分からない。


『感じ』という曖昧だが、個性の出る、ある意味、自分なのである。



--あれ、結構、美味しいな


--ああ、この人はこう言う道を通ったのか……


 体験して、分かることは多い。


 

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