第43話 裏設定 その6

・クダニド 例にもれず幼体化しているが、邪神ではないので「それなりに」旧神の力を使える。


元々は、無性別であったがファウストに恋をして、女性へと変貌し、結婚する。


だが、実はファウストは敵方へ情報を流していて、スパイ容疑で審議に掛けられ、『歳を取る呪い』を掛けられた。


そのため、人間バージョンだと年老いた老婆になってしまう。


でも、バリバリのキャリア組として日々世界中を飛び回っている。


過去の出来事から、かなりのワーカーホリックであり部下からの信頼も厚く、意外と他宗教の神とも良好な関係を築いている。


人類や神々への害をなすものに対しては徹底的に絞り上げるタイプで淑女的な口調から王女にふさわしい口調へと変わり、武道も嗜む。



平野平春平とは弟(=クトゥルフ)を通じて知り合った。


お互い、伴侶がいないので『傷の舐め合い』と思いつつも、たまに酒を飲みあったり(クダニド=ザル、春平=ワク)お弁当を作り合ったりしている。


--お互い好きではあるけど、本当に愛する人はもういない


この現実に対して二人は頭を悩ませつつ、今夜も地下街や居酒屋で他愛もない話に興じる。


『どうすれば、自分の思いをぶつけられるのだろう?』


『思春期の子供でもあるまいに……』


そんなことを思いながら……

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