第34話 裏から操る邪神か、慈悲の神か ~ローザの話 その1~

『正邪の行進』で登場した、『ローザリオ・テトラ・グラマンデ』


 北欧を中心とした小さな保険代理屋だが、裏では大手の傭兵派遣会社の社長だ。


 

 人格も普段は温厚な淑女(紳士)のような立ち振る舞いだが、毒殺からスパイ活動までお手の物。


 値段などによって交渉を決めている。


 

 今のところ、メイン六人の中で面識があるのは平野平秋水のみ。


 というか、彼に裏社会で生き抜く術を叩き込んだ張本人である。


 だからと言って良好な関係ではなく、交流の得意な秋水ですら「こいつだけは嫌い」ときっぱり言い切るほど残虐非道な人格をしている。



 また、非常に好色魔。


 秋水の(以下、倫理及びサイトの規約違反になるので書けませんが)を奪った。


 正行をも狙っているが、なまじ純粋培養な生真面目人間だけに周りのガードが堅い。



 ポーも石動さんも名前や存在を知っているが面識はほぼゼロ。



 猪口にとってみれば、警察が狙う巨大な『敵』故に「生涯かけても価値のある獲物」と考えている。


 これに対しては「かっわいー」とローザは思っている。


 ただ、猪口は歳が歳だけにエロ方面で接触できない。


 

 両性具有者故に色々な意味で好き嫌いがない。


 敵と認めれば容赦なく叩き、味方と思えばとことん利用する。


 それが、ローザなのだ。

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