第35話 裏から操る邪神か、慈悲の神か ~ローザの話 その2~

 実は、彼? 彼女? の性別は元から「決めない」が他のことも色々決めてない。



 設定としては、日々専用のエアホースワン『空飛ぶバラフライングローズ』などを使い世界中を飛び回り、紛争地域に直に出向き将来、役に立ちそうな子供などを勧誘している。



 配下に『十三人の使徒』と呼ばれる配下がいる。


 ただ、現メンバーは五人までしか確認できず、『本業が忙しいから』とローザからの仕事も断る。


 ローザも『十三人の使徒』に対しては対等な立場で接して「じゃあ、しょうがないわね」の一言で済ます。


 

 ローザ自身は正行たちも引き入れメンバー増員を画策もしている。


 が。


1・正行 まだ、実力や経験が不足


2・石動さん 本人も社長だったり愛妻家だったり殺しが嫌だったりして無理


3・秋水 適正はあるが秋水本人が「ぜっってぇ嫌だ!」と突っぱねる


4・ポー 主ではないので拒否


5・猪口 警察関係者なので下手をすると逮捕する


6・春平 すでに他界


……


 

 ただ、共通の敵やお互いの利益になる場合のみ、共闘があり得る。


 その時、たぶん、世界でトップの戦士集団が出来上がるだろう。


 これを彼女は夢見ている。


 『夢は必ず叶うわ……素晴らしい夢がね』


 彼女? 彼? の夢。


 それは世界一の傭兵軍団での世界統一である。



「ふうん……でも、俺たちには関係ねぇべ」(秋水)


 ノリノリで話すローザに対する平野平家の人間や猪口などは、冷めている。


 

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