第23話 中間経過と新作の覚書のようなもの

 ここまで、平野平親子と石動肇さんのことを書いた。


 この三人は、家族であり兄弟のようであり相棒のようである。


 でも、そこまで馴れ馴れしいかと言えば、そうでもない。


 正行はまだまだだが、少なくとも秋水と石動さんはある程度の距離はあるだろう。(それをあえて破るもの秋水なのだが)



 ただ、これから書く猪口直衛にしろ、ポーにしろ、あくまでも彼らは脇役でいい。(もちろん、彼らのサポートがあっての関係性もあるし、逆に猪口、ポーがメインの話だってあっていい)



 ここまで考えて、ふと思った。


 この完璧なる三角(五角形でもいい)の関係が少しずつ崩壊する、消滅する話だ。



 今まで、私は話に「+α」としてゲストキャラや事件を投げてきた。


 今度は逆。


「-x」として、重要キャラたちを消していく話だ。


 

 今まで当たり前にあった人物たちが少しずつ消えていく。


 当たり前の日常が消えていく。



 これは、ちょっと想像しただけでも怖い。


 

 あと、ホラーというかオカルトというか、そういうのも入れたいなぁ。


(ジャンルは何に区分されるんだろう? ファンタジー?)



 昔、元ネタになりそうな小説を書いた。


 それの応用版である。


 

 ただ、今、最大の問題がある。



--主人公、誰にしよう?



 

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