第15話 主人公の父親の話 ~平野平秋水 その2~
何をもって『強さ』とは何だろう?
単純な力自慢から魔法、戦術などの戦闘面や家族を持って働きながらも育児をするのも強さだし、そもそも『生きていること自体』強さともいえる。
秋水は本編作中では『最強』である。
祖父の春平は本編前に亡くなるので(『正邪の行進』は前日譚)、秋水が生きているキャラクターの中では一番強い。
しかも、自他認める『パワー系』である。
敵と認識して殴れば顔面にクレーターができる。
走ってくるワゴン車とぶつかっても正面で受け止めて、ひっくり返す。
では、パワー馬鹿というかというとそういう訳でもない。
家事全般は本人のやる気次第ではあるけど、かなりできる。(面倒くさがってやらない)
趣味も多彩。
他人の車を平気で魔改造する。
でも、完璧なヒーローでもない。
面倒なら愚痴る、背を向ける。
快楽至上主義。
修行なんてまっぴらごめん。
他人の不幸で飯を食うことを『商売』と思っている。
難しいキャラクターではあるが、時々、自分でも「おっ」と思う意外な言葉や行動をとる。
ある作家曰く、「自分がやるのは舞台設定=事件の発端を書くだけで、あとは登場人物たちが勝手に動く」
その境地に至るまで、私……何時までかかるのやら……(遠い目)
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