第10話 主人公の話 ~平野平正行 その1~
今書いている小説の中で、少なくとも、
平野平正行が登場したのは、今は無き「YAHOO!掲示板」のリレー小説だった。
今より衝動性の強く、自己顕示欲があった私は「面白そうだなぁ」と思い、参加を心に決めた。
さて、参加するにはキャラクターが必要だ。
当時は、時代劇小説にハマっていたので基本的に武道系であった。
ただ、私の人生は文系でありイマイチ体育会系のノリが分からない。
あとは、『下から読んでも山本山』のように上から読んでも下から読んでも同じように読める名字が欲しかった。
で、出来たのが『平野平』という妙な名字だ。
正行という名前は文字通りであり、いくつかの作中で言及したのように『正しく行く』という意味だ。
まあ、性格は当時の私そのままである。
ただ、当時の私は十九歳の短大生で正行は二十四歳。
年上だった。
それが今や今現在の私が母親になっていたら正行ぐらいの子供がいてもおかしくないぐらい年齢が離れた。
当然、私が彼の年齢を超えた。
当時は、別に連載していたキャラクターへのつなぎだったのだが、諸事情があり、というか、この後に登場する父親である秋水のせいで、長い付き合いになった。
人物像は、年々弱くなっている。
当初は「地元で不良グループを全員半殺しにして、星ノ宮に住む祖父に大学の寮がわりに引っ越してきた」だった。
それが今や「親の離婚で祖父に半ば強引に引き取られた」になった。
そのあとの性格や私の持つ「主人公像」の話は次回に。
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