第7話 そもそもの話 その6 ~世界観について4~

 私が今でいう『ライトノベル』についていけないと感じたのは、実は『新世紀エヴァンゲリオン』(テレビ版)から雨後の筍うごのたけのこ状態で出た『主人公やヒロインに都合いい設定&世界観で謎解きが多い』の多さとあまりのご都合主義に、私はアニメファン自体をやめた経緯がある。



 もちろん、中には綿密な設定や魅力的なキャラクターもいるだろう。


 それまでのアニメや映画、小説だって「ご都合主義」と言われれば「はい、そうですね」というような作品はたくさんあった。


 だけど、それ以上に作り手側の熱意とか謎を解いていく面白さがあった。


 

 でも、今の謎解きアニメ(あえて、こう書こう)はあまりにオタク寄り過ぎて一見さんお断りのお店みたいで何か気後れする。


 まあ、その分歳をとったせいか、「そんな都合よくいかないよ」と思うシーンも多々ある。


 

 まして、我々日本人は、クリスマスにチキンを消費し、数日後には神社に行き、葬式は寺というのが一般的で、それなのに何故に神様とかに優遇されるか理解に苦しむ。


 あと、転生したとして、それが幸福とは限らない。


 転生自体も仏教などの例え話として用いられたわけで、どっかの新興宗教みたいに「はい、この神様を信じれば天国いけます&転生できます(しかも、最強&ハーレム)」なんて私の知る限り、ない。



「とーとつにラブコメ」はそれを踏まえて、「こんな世界があってもいいよね」的な世界観です。(言い訳)

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