第6話 そもそもの話 その5 ~世界観について3~
そもそも論において、私たちは目で見て感じた世界を『世界だ』と認識する。
でも、人間の目や感覚にないものを動植物は感じている。
例えば、アゲハ蝶などは人には見えない物から出る紫外線を感じて識別している。
もっと書けば、感じないだけで幽霊やお化けもいるのかもしれない。
非科学的かも知れないが、小説ぐらいそういう自由があっていいと思う。
改訂版の『WONDERFUL WONDER WORLD』では、それを『夢』という形で登場させた。
結果、色々ごっちゃになって読者を混乱させたが今のところ「非科学的すぎる!」という苦情がないのはよかった……
感じない、見えない世界を疑似体験させるのも小説の醍醐味だと思う。
しかし、加減を間違える(はい、私は間違えた人です)と、読者が混乱する。
そのためには、勉強は必要なんだと思う。
空想を現実に見せるための勉強である。
また、その資料や空想を如何に読者に面白く見せるかの組み立ても必要である。
そう考えると、私は、長編よりも短編向きなのかもしれないが、考えるのは常に長編だったりする。
最初は中編ぐらいでも「あー、これ入れたい」とか「これ、面白い」とぶち込んでいるうちに作者も訳が分からないことが度々ある。
日々反省だ。
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