第3話 「小説にルールなんてない」 ~手の内を見せる~
今回の話は、少し私の手の内(というほど、大げさなものか?)の話をしよう。
我が師匠、原幌氏は常々、こう説く。
--小説にルールなんてない
もちろん、書き方などはあるが、物語は『自分が面白いと思ったことを思う存分書けばいい』
若いころの私は、この言葉にこんなことを思った。
『なら、主人公を多くしてもええやん』
私の小説の中で
その後ろに父親である秋水と兄貴分である石動肇さんがいる。
この三人が基本的にはメインである。
その
基本的にはこの五人は出てくるが他にも町の商店街の人たちや正行の大学の親友などの問題やトラブルを絡ませていく。
時には、メインのようなこともさせる。
人生に脇役はいない。
みな、人生の主人公であり、人生には色々な局面がある。
ハッピーエンドもあれば、ビターエンドもある。
悲劇もあれば、喜劇もある。
正行の物語は、ある場面のある台詞を書くために書かれていると言っていい。
なぜ、平野平正行という男が、その選択をし、その人生を歩もうとするのか?
それまでの行程を他者とのかかわりから探る物語が『WONDERFUL WONDER WORLD』であり、『正邪の行進』であり、これから書く大小、様々な物語の根幹にある。
次回からはキャラでも深堀するかなぁ……(予告)
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