-第七章- 第22回DVC戦争 -後編-
「大将軍様」
「なんだ。また君か」
「敵軍、増援を確認しました」
「何人だ」
「約6000名です」
「そうか... ありがとう。部隊に戻ってくれ」
「はい」
私はそんな会話と、銃声や爆発音を聞きながら、戦場へと戻った。
私は前線に戻り、第四部隊と再合流した。
遠くからでもわかった。8人の部隊のはずが、6人しかいない。すると隊長から、あることが告げられた。
「マークローバス、戻ったか。ここは戦場だ。手早く言うぞ。1人が仲間に撃たれた。撃ったものは、その場で銃殺した。詳しくは後で言おう。戦場の現状は、見ての通りだ。今は、DN軍第五駐屯地を目指している。わかっているな」
「はい」
そして私は、戦いに再度参戦した。だが、また銃を撃ち、殺す。それを繰り返す。だが、気が付いた。敵軍の増援が来ないのだ。
私は、DN軍の増援がどこにいるか、戦いながらも考えた。そして私は、部隊メンバー全員に言った。
「DNは、地下にいる」
すると隊長がこう返答した。
「どういう意味だ?ここの地下は、岩盤だぞ。DNの技術でも破壊は出来ない。そんな岩盤だ」
近くで銃声がなり、仲間が戦いながらも聞いてくれているなか、私はこう答えた。
「この場所... 戦場の地下は、DN軍の拠点... いや、迷宮になってるんです」
「そうなのか」
「はい。おそらく、500m後方。つまり、」
「一番の第二十九部隊.... 最後方に」
「その可能性が十分あります。ですが、DNは」
「後方210mに」
「はい。DNの考えは、いつも我々の予想を上回ります。お伝えください」
「わかった。だが、ここを突破されれば、後退することになる。絶対に守ってくれ。第十部隊に伝えてくる」
「わかりました」
そう言い。隊長は走っていった。それからしばらく守ったが、私は両腕をやられ負傷。仲間も死傷し、第四部隊で戦えるものは、残り2人になったのだ。
Crewは後退、私は防弾車に乗り、野戦病院に行った。治療を受け、しばらく休んだ後、戦場に戻っていたときに、通達者が来た。
「君の予想通り、第十部隊。前線後方210mにDN軍が地下から出現。待機していた機関部隊により、増援は全滅。残りは1名だ。もうすぐ、HTとの決戦のときだ」
「わかりました。戦場に戻らせていただきます」
「ぁ∼、分かった。戻っていいぞ」
「はい」
そう言い第四部隊の場所へと向かった。そこには敵の大将軍がいた。足元には、隊長共の死体があった。
そこで、私は対峙した。いつかの... 過去のような感じだった。敵軍の者と対峙するのは。20秒ほど見つめあっていたのだろうか。DNの大将軍が喋りだした。
「ファリアか....」
驚いた。何故、名前を知っているのかと、不思議だった。
「何故、知っているんだ」
そう問いかけると、
「私の名は、フォルトだ。覚えてないか?」
フォルトと聞いても、わからなかった。恐らくは、ブルート・ベルグラーの親戚の子なのかと... そこで問いかけた。
「ブルート・ベルグラーの親戚か?」
と、すると、
「そうだけど、え?本当に覚えてないの?」
「はい」
「あっ、そうか。結構寝てた人に問いかけるんじゃなかった。いいか、うん」
「あの」
「なんだ。戦えゕ」
「はい」
「ごめん。じゃ、行くぞ」
そして、やっと終わり戦いが始まった。
相手は"短剣"、こっちは"ライフル"だった。
フォルトは短剣を抜き、攻撃を仕掛けてきた。私はライフルを撃った。すると、俊敏な動きで流れ弾を避けて、私は手を斬られた。どうやって避けたのかわからないが、来れたところは、運よく浅い切り傷になった。さらに、素早く動いているのだろうか。残像があった。すると、そんな残像の中から急にフォルトが出てきた。銃でガードし、同時に所持していたピストルで足を撃った。俊敏は失われ、動きが鈍くなった。急にいなくなったと思ったら、丘の上に居た、短剣を出したと思ったら、ワープしたように攻撃してきた。きずくと、何かが腕を貫通していた。DNの開発した、貫通力と殺傷能力が高い機関銃で攻撃されたのだ。だが、痛みなど感じられなかった。急に何かに取り憑かれたように、フォルトに向かって、銃を連射したが、一つも当たらなかった。すると、フォルトは隠し持っていたのだろうか。ピストルを手に攻撃してきた。それによって、失明した。最終的には、爆薬を自分の足元に投げた。爆発と同時に、DNから盗み取ってきた装置でバリアを張った。破片がフォルトの頭と、心臓部を直撃、貫通し、その場で死亡した。
すると、大将軍がやってきた。
「もう戦いは終わったのか?」
「はい。次は、第五駐屯地が目標です」
「そうか。マークローバスよ。勝利を記念し、食事をしよう」
そう言ってきた。この戦いの結果は、戦死者 6241人 重軽傷者 3746人だった。
私たちは本部に帰還し、大会議室で食事をした。何故、あの光景を見た後に食事を躊躇することなく食べれるのか、不思議だった。
その後、戦場に言った。そこで、私は両軍の戦死者に敬意を示すと同時に、大量の死体と凸凹になった地面を見て、そこで私は思った。
"後で地均さないとな"と、
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