-第六章- 第22回DVC戦争 -前編-

私は直ぐに準備し、出発した。戦場についたとき、大将軍が言った。

「マークローバス準備は出来てるよな。作戦通りに動け」と、私は

「準備も出来てますし、覚悟も出来ています」


作戦は突如伝えられた。準備中に大将軍の代理者が訪問してきた。

「マークローバス、DVC戦争が始まる。準備は出来てるよな」

「はい。準備は出来ています」

「よかった... 作戦を教えよう」

「作戦ですか」

「お前以外には、死ぬ覚悟を決め、未来を拓け。それだけ言った」

「そうですか。作戦とは」

「お前は、大将軍として戦ってもらう」

「大将軍の身代わりですか」

「実質的にそうなる。だが、違うんだ」

「どういうことですか」

「最後の決戦をお前にやってもらう」

「無理です」

「そうは言わずに、この場で死ぬか... 戦場で死ぬか... 決戦で死ぬか、生きるか。どっちがいい」

「わかりました。敵軍将軍と戦えと言ってるんですね」

「そうだ」

「リスワード将軍様、出発の号令がもうすぐなります」

「わかった、ありがとう。マークローバス、出発だ。大将軍の車両に乗るんだ」

「はい」

私はCrewの本部を出た。こう思いながら"大将軍が何故、戦場に出るんだ"と、いよいよ始まる。

「マークローバス準備は出来てるよな。作戦通りに動け」

「準備も出来てますし、覚悟も出来ています」

戦場についた。運転手が車から降り、こう言ってきた

「大将軍様、到着しました。本当に戦うんですよね」

「そうだ。だが、最終的にマークローバスが戦う。私では倒せない。この機に、私は大将軍から降りる。マークローバス初めは普通に戦うだけだ」

「わかっています」

「よかった。マークローバス、戦おう。DNと自由になるためには戦うしかないんだ」

「....................」

「マークローバス、降りよう」

私は車から降り、第四部隊の場にいった。


「私は大将軍として任期を終える。マークローバスに託すための戦い。自由になるための戦い。マークローバスはわからない。

私は死んではいない。嫁も、私も、ファリア・マークローバス、父として、軍を託そう。戦いのときだ」


開戦の号令が鳴った。DEADNIGHT、正式名称"Decker, Electric, Activity, Doctors, Nights, In 9, Ground, HyperTimes"計8の軍事会社の集まった軍。

今戦うのは、一番下のHyperTimesだ。だが、DEADNIGHTで一番弱いとはいえ、その実力は計り知れない。ここで数を減らさないかぎり、自由への道は途方もない。

さあ、戦いの始まりだ。


戦いが始まったときに私は一気に前に出た。敵を避け、撃ち、倒した。私が20人くらい倒したときに敵軍の戦車隊が来た。DeadNightの戦車には弱点がある。壊れやすいのだ。

特にHyperTimesの戦車は、槍で3回つついただけで12mm凹むほどだ。鉄だとは思えないくらい、凹むんだ。操縦士を撃ち、停車した戦車の燃料タンクに向かって、剣を刺した。だが、今回の戦車は凹まない。後ろに回り、DeadNight軍のどこの戦車か確認した。DeadNight軍の戦車等の乗り物の裏には、企業名が記入されている。今回の戦車は、Nightsのだった。

NightsはDeadNightの中央軍事会社だ。Nightsの戦車は壊れずらく四方向に機関銃が設置されている。私は咄嗟に戦車後方の中央部から離れた。その瞬間、機関銃から発砲さらに四方向の機関銃からもだ。


戦車が次々と来るなか、Crewは空襲命令と後方200mの退避命令を発令した。退避した瞬間、上に戦闘機が通った。そして2秒も経たない間に敵軍の上空から爆弾が落ちた。

その瞬間、爆発した一瞬に大勢が亡くなった。瞬間、私の横を爆弾の破片が猛スピードで通過し、後ろを振り返ると、4人が倒れていた。


空爆により、DeadNightは一時撤退。チャンスと見たCrewは待機場に突入、さらに四方八方から銃声がなるなか、大将軍が私の横に来て言った。

「マークローバス、敵の死者は500名、いや630名におよぶ。残りは4670名だ。こっちに来い」

私は大将軍についていった。すると洞窟に入り、奥に進むとCrewの幹部がいた。

「よお、マークローバス俺はヘイリーだ。宜しくなファリア」

「はい。なんでしょうか」

「マークローバス、大将軍として言う、DN軍はお前を狙ってはいない。調査の結果、私を狙っているんだ」

「ああ、これがその調査結果だ。ファリア」

そこには、"大将軍の持つ力を狙ってきている"と書いてあった。私はこう言ったんだ

「私のことではなく、大将軍を狙い.... どういうことですか?」

「ファリア、実際言うと2人を狙っている。お前を狙う理由は、君のもつ免疫力。だが、その研究はこちらですでに行っている。DNもやろうとしてるんだ。君の研究を。そして大将軍を狙う理由は、力だ。その力は、生き返らせること、君を治療した治療担当者は大将軍なんだ」

「そういうことだ。マークローバス」

「そうなんですね」

私は驚き、その一言しか出なかった。

「ファリア、何かあったか」

「いえ、なにもありません」

「そうか。大将軍ありがとう。連れてきてくれて」

「ああ、少し休むか。マークローバス」

「いや、戦場に行きます。この時も仲間は戦っています」

「わかった。ヘイリー後退した場合、ここにも敵軍が迫ってくる。気を付けるんだ」

「わかってるよ」

「じゃあ、戻ろう。戦場に」

「はい」

私は、戦い続ける。いつDeadNightの存在を絶対に無くしてやる。その為に、戦場に戻る。まずは、HyperTimesからだ。

「大将軍様、お知らせです。敵軍、戦死者6000人。残り1000名です」

「そうか、空爆だな」

「はい。空爆と自動操縦機の特攻によるものが7割、残りは銃、戦車、ドローンによるものです」

「ありがとう。さあ、決戦の時だ。マークローバス」

「はい」

いよいよ、私の出番が本格的に始まる。何度も言うが、いよいよ


決戦のときだ。

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