8/23:読書感想文拝読
うちの学校は珍しく読書感想文集というものを文芸部が出版しておりまして。私の一個前の先輩らのだから知ってる人はあまりいなかったけれども、やっぱり内容としては印象に残ったので、せっかくだから中でも面白かったものをいくつか。
15歳のテロリストってあるじゃないですか。それで書いてる人がいましてね。私が読んだ時とは別の人物の目線から描かれていて「あぁ、成程」ってなったんです。面白かったですよ!先輩!
ま、何だか読書感想文ってある意味講評だと思うんですよ、私。勿論自分が面白いって思ったから書いてるはずで、その中でもみんなに知ってもらいたい部分を抜粋してくれている。詰まる所それが知っている本で、尚且つ着眼点が違うとかなりの学びを得られるというか気付きを得られるというか。
う~ん、結局まとめると面白い! ってわけですね。語彙力も何もないですけれども。
……あ、しまった大ずれしていましたね。えっとですねぇ、印象に残った作品というか始めて出会った作品をいくつか。(敬称略)
「この川の向こうに君がいる」 濱野 京子
「六人の噓つきな大学生」 朝倉 秋成
「西指ヶ浜駅の神様」 村瀬 健
「この川の向こうに君がいる」
キーワードは「同情」でしょうか。読書感想文のほうから抜粋しますがこの物語の主人公である梨及は、被災者であるからと言って同情されたり応援されたりすることに対し、強い拒否反応を持っていた。
おー、いいですね。わかるとは言いませんが、書くときに悩む点なんです。私も何かしらの「弱み」を持つ人物を書きたがるので、頭の中で毎回悩みます。シンプルだけど、深く、難しい所を描いた物語なんでしょう。
「六人の噓つきな大学生」
キーワードは「疑心」でしょうか。こちらはネットからあらすじを拝借しまして。IT企業「スピラリンクス」の新卒採用試験の最終選考に残った六人の就活生。最終試験は六人で協力してディスカッションをするというものだった。
六人は互いに交流し絆を深めていくが、試験直前に課題の変更される。それは、「この中から一人の内定者を決めろ」という内容だった。互いに内定を賭けた議論が進む中、ある封筒が発見される。そこには就活生の一人に対する「■■は人殺し」という告発文が入っていた。
はじめ、この六人はうまく図って全員合格を目指す。けれどもその話は告発文だけで崩されていく……。うわ~気になる。やっぱり人間は欲に脆く、私欲に走る。そんな内容なのかな?(さっきのもそうですが読んだことがないので悪しからず)。
「西指ヶ浜駅の神様」
ものすごく失礼なことを言いましょう、「ツナグ」とキーポイントになるところは似ています。あ、結局のところ面白いですし、もちろん違うんですよ?ただし、これは感動できるでしょう。きっと。
キーワードは「後悔」いえ、「再開」でしょうか。あらすじはこちら。
鎌倉に春一番が吹いた日、一台の快速電車が脱線し、多くの死傷者が出てしまう。
事故から二ヶ月ほど経った頃、嘆き悲しむ遺族たちは、ある噂を耳にする。事故現場の最寄り駅である西由比ヶ浜駅に女性の幽霊がいて、彼女に頼むと、過去に戻って事故当日の電車に乗ることができるという。遺族の誰もが会いにいった。婚約者を亡くした女性が、父親を亡くした青年が、片思いの女性を亡くした少年が……。
愛する人に再会した彼らがとる行動とは――。
くぅ、響く。これと読書感想文だけで鳥肌が立ちましたから。私。いつかというか出来る限り早く読みたい作品のトップ5には入りますね。
最も、今は神様のカルテを読んでいるのですが(書いたかもしれないけど筆者はスピノザの診察室で書いたため夏川さんにはまってます)
まぁ楽しみが増えました。えへへ。
ま、短くまとめようとすると荒くなっちゃいましたが、ここいらで。
では、以上、失礼!
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