1人ひきこもってただ人形を作るそれだけが至福の時間だと言うのに或る日突然王命で後宮に呼び出された彼女が作る人形には魂が入っているから彼女が作る人形は生きているから特別な人形を作って国を救えそんな無理難題勘弁して〜!!
コミュ障で大の人嫌い、友達は自分の作った「命ある人形」だけ。お面をかぶらないと人と話すこともできない。主人公・鈴雨はそんな、社会不適合な子です。けれど、はじめは「こっわ」と思っていた無気力官吏・長雲の心に触れ、弱さと強さを併せ持つ後宮の妃たちと交流するうちに、自分の殻に閉じこもっていた鈴雨に変化が訪れます。それは色鮮やかで目を見張るほど。老若男女、読んで後悔はさせません。ぜひ本作をお楽しみください!