第3話 馬並なのね

 パンツを手に取り履こうとすると、1頭の馬が馬面を股間にスリスリしてきた。

「俺のパオーンは馬並だ!メス馬、俺に惚れると火傷するぜ」


「コウさん、バカな事言って無いで早くパンツ履こうよ!」

 その状態じゃ、いつズッコンバッコン再会されるか、気が気で無いよ。


「可愛い奴、名前は『クリ』に決定!今日からお前はクリだぞ」

「ブヒヒーン!」

「気に入ったか、可愛いな」


 結局コウさん、メス馬を連れて行く事にした様です。

 変態コウさん、メス馬を相手にして私休ませて欲しいよ!流石の変態さんでも馬を相手にしては、カクヨム規定に反するかも?


「あれ?パンツ履かずに直ぐズボン履くの?」

「ズボンずらせば即出来る」

「変質者は考えが跳んでるね?私当分相手しないよ!」

「それは無いぜミヒロちゃん!おれの唯一の楽しみ奪うな!!」


「他に楽しみ見付けて!例えばそのクリちゃん魅力的じゃ無い?馬並の体力してるよ!馬だから」

「それは?目から鱗が取れたぞ!新境地やってみる!!」


 そ?マジ変質者のご主人に仕えるの辛いわ!


「わっ!わわっ!!マジで相手してるよ!クリちゃんに馬並パオーン入れようとしてるよ?」



 あぁ?今出てくると悲惨な目に合うよ盗賊さん達!!


「奇っ怪な奇人!金を出せば命まではとらんぞ・・・ぐっう!」

「人の恋路行為を邪魔する奴は、クリに蹴られて死んじまえ!!」


 繋がって居るため、クリに蹴られたのはコウだった。


 蹴られた勢いで盗賊にぶち当たるコウ、盗賊3人を薙ぎ倒し勢いそのままで、残りの盗賊5人の真ん中に飛び込んだ。


「うりゃぁ!邪魔しやがって!有り金、全ぇんぶ奪ってやる!!」

 一瞬で盗賊8人を討伐したコウは盗賊の持ち物全て奪い取った。


「盗賊商売って儲かるのか?すげぇ大金になったぞ!」

「コウさん、縛って置いたけど、この盗賊どうする?」

「どうするって?どうすれば良い?」


「町まで連れて行って、奴隷商に売れば儲かるよ」


 盗賊が持ってたロープで8人数珠繋ぎにして、クリに引っ張って貰い町を目指した。


「コウさんって休憩の度に、私を押し倒ズッコンバッコンするもんで、ちっとも進めずもう夜だよ!」


「盗賊が持ってた干し肉が晩飯か、かなりわびしいぞ!盗賊は水を飲ませ、飯は抜きだ!盗賊の好感度上げても意味が無い」


「コウさん?ズコバコは、干し肉食べ終わってからしようね!腹上死するよ」

「びくぅ!」


(腹上死、便利な抑止力だね、変態は馬とでもやってろ!って言えたなら・・・)

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