第5話
リオが一生懸命励ましてくれているが、笑うことが出来ない、私が好きなアボンのリリを演奏したのになぜなのか、上手くいかないなんて、一体どうしたら、いいのか分からない。
その中リオがこう放つ
【⠀前よりはマシでしたよ。大丈夫ですって。】
前よりマシ?って、前は酷かったってこと?ダメだいつもの言葉が聞き流せない。
そんな中近寄ってくる足跡が聴こえてくる。
コツコツ、私は知っているこの足音はあの人だ。
【⠀何かご用ですか?】
だか今は、そんなことに構っている場合ではない。
相手もそれどころではないらしい。
【⠀初めまして、レオ.ホワイトです。ごきげんようアン・クロノ、リオ・シルバー】
と挨拶するがなんの用だろうか?
【⠀先程の演奏、拝聴致しました。】
この人は酷かったと言いたいのだろうか?
【はい、酷かったと言いたいのだろうか?⠀】
今の私に言葉をオブラートに、包む余裕はない。
【⠀ええ、確かに酷かったですが、可能性を感じました。】
可能性?、また、戯言を。。
【⠀はぁ。】
【⠀どうでしょう?あなたの卒業の一年を私に預けていただけませんか?】
【はい?⠀】
【とりあえず、うちの灰色楽団を見に来てはいかがですか?⠀】
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます