第7話夏祭り
最後に夏祭りに行ったのは、34歳の時。
もう、11年も夏祭りに行っていない。
あの、たこ焼き食べならビールを飲み花火を楽しむ事が面倒くさくなった。
駅は混むし、車では飲めないから嫌だ。
あれは、17歳の時だった。
上床公園の夏祭りに参加したら、同級生の女の子がいた。
並んで座り、ジュース飲みながら色んな話しをした。
その時は彼女が僕には既にいたのだが、女の子はアピールしてきた。
僕は焦った。
「浮気はみんなしてるよ!バレなきゃいいんだよ」
と、言ってきたが僕はウソを付くのが下手なのだ。
彼女に絶対バレるし、どうしようと考えた。
だが、その誘いの話しには乗らなかった。
「ごめん。僕はそう言う事出来ないから」
と、言ったが女の子は夏祭りが終わるまで僕と話していた。
今、賃貸マンションの4階に住んでいるが、どこかの花火大会の音が聴こえてきて、ベランダに出ると、花火の一部が見える。
4年前に花火大会に今年こそはと思い行くつもりであったが、大雨で中止になった。
これから、夏祭りのシーズン。
浴衣姿の若者たちを見るとワクワクする。でも、僕は行かないけどね。
浴衣姿にスニーカーと言う猛者もいる。
名古屋は早いとこは6月に夏祭りがある。
あの、出店が良いんだよな。僕は結構飲むからスーパーで缶ビールを買って保冷バックに入れている。
今年は夏祭りに参加したいと思うが、病気してから人混みが苦手になったのだ。
また、今年も花火大会の音が聴こえたら昔を思い出し、ベランダから眺めるんだよなぁ〜。
青年期の夏の思い出 羽弦トリス @September-0919
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