2,イリスの150年間
イリスは、生まれ変わったことにさほど驚きはしなかった。なぜならソピア、茜と一度経験してるからだ。ちなみに茜のとき死んだら生まれ変わるってどういう仕組だろう?と疑問に思い、「死んだら転生するんだ」とか言って病院の窓から飛び降りようとして看護師に止められ変な宗教が、病院内で流行ってるのではと大規模調査が起こったことがある。
イリスもまた、ソピアや茜ほどではないが知識に貪欲であった。30になると村の
保育所のようなものに連れて行かれた。人間基準で考えるとアラサーとかだがエルフやハイエルフからしたら幼児だ。発育も知能も幼児だ。イリスを除いて、、、、
「このせかいにはかごというものがあります。みんなも40さいになるとみれるようになるからねぇ〜」
保育所のお姉さんがそんなことを話せば、みんなワクワクしだす。
「おれのかごぜったいちょーつぇーから!」「わたしはおりょうりができるやつがほしいな〜」「おれおかねもちになれるやつぅ〜」と可愛らしい会話が聞こえる中、「魔力増加系統のものであればうれしいが現実はそう甘くないしなぁ、ソピアの時みたいに、マルチタスクみたいな加護が来ると嬉しいが、、、」
「い、いりすちゃんはちゃんと、将来のことも考えてる、、ねぇー、、、、、」
「あ、ティア先生こんにちは」
そう保育所のお姉さん及びティア先生は対応に困っていた。「何この子、ほんとに30歳?150歳くらいの知能ない?」人で言うところの3歳の少女がすでに大学先を考えオープンキャンパスを調べてるような状態だ。同様しないプロが居るなら紹介してほしいレベルだ。
こうして年月が過ぎていき・・・・
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イリスは40歳になった。そして、村長の家の前に来ていた今日はとうとう加護が分かる日だ。イリスよりも先に来ていた子たちはこころなしか緊張している。村長の家に順番に入っていく。そしてなぜか悲鳴が聞こえて来る。その後喜んで出てくる子は少ない。20人中1人いるかいないかだなぜなら完全ランダムな加護からさらに自分にピッタリな加護が付くなんて早々ないのだ。
そのまま並んでいるととうとうイリスの番になった。イリスも将来に関わることなのでもちろん緊張している。
「ほぉ~う。君がイリスか。」
村長といえば老けたおじいさんおばあさんのイメージがあるがそんなことはない。なぜならハイエルフは未だに老けているものがいないのだ。基本エルフ種は年長者を敬う傾向にあるので、エルフしかいない村でしか老けた村長はいない。そのためこの村では、マッスルボディーでお前はほんとにあの細身なエルフかよってくらい肩幅の広いエルフのお兄ちゃんが出てきた。
なるほど、定期的に聞こえた悲鳴はこの筋肉おばけのせいか。
「本日はよろしくお願いします。」
「ワシを見て声を挙げぬその胆力認めてやろう。」
このおっさんは、幼児相手に何やってんだよ。そう突っ込まざる終えない。だが私は、早く加護がどんなものかが知りたかった。そしてなんでおじいさんずらしてるんだろうおじいさんって年じゃないのに。たしか4600歳くらいだっけ、、、
「そう焦るでない。この水晶に触れてみろ、安心しろワシには見えないこれは自分の信用できると思ったものにのみ見せるんじゃぞ」
いいこと言うなぁ〜そう思いつつ水晶に手を触れた。すると次第に頭の中になにか新しい容量ができた感覚がした。
懐かしい、、、ソピアだった時は協会みたいな場所で見たんだっけあの国は実力主義だったから、実質身分決めるみたいなものでもっと殺伐としていたのを覚えている。
「最初は難しいかもせん。慣れればステータスが簡単に開けるようになるぞ。そこで加護を確認するんじゃ。ちなみにワシは開き方が、今もわからん。だから加護もスキルもいらないほど鍛えればいいと思ったんじゃ。お主もわからんのなら、、、「大丈夫です開けました」はやっ!?」
この村長脳筋過ぎる。
ちなみに加護の他にスキルというものがあり簡単に言えば、後天的に芽生えさせる事のできる加護の下位互換的なものだ。加護が弱くてもスキル次第でどうとでもなることも結構あるので侮れないものである。
ちなみに私のステータスはこうだった。
名前:イリス 性別:女 年齢 :40歳 種族:ハイエルフ
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加護:鳥目 虹の道
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HP:68 MP:150
力 :17
速さ:25
体力:36
魔力:57
精神:Error
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スキル:なし
比較としてこの世界の一般成人男性はこんな感じ
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加護:1つ
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HP:150 MP:100
力 :約50
速さ:約50
体力:約60
魔力:約20
精神:約50
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スキル:(LV.1〜3のもの)4〜5つ
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職業によって異なるがこんな感じだ。
まず説明としてHPがゼロになると死ぬ。前世の世界ではゲームとかだったけどこの世界ではリアルで死ぬ。MPが多いのは種族特性だろう。そしてMPは0になると魔力酔いになって気持ち悪くなるが、同時に最大魔力量も上がるので悩ましいものだ。
力と速さは説明いらないだろうそのまんまだ。体力は、要は持久力だほかが高くてもここが低いと困る病み上がりの騎士がよくステータスを見て落ち込む理由は大体そことソピア時代の友達がい言っていたのを思い出した。魔力はMPをどれだけ強く使えるかだ。わかりやすく言うと、タンクがMPで蛇口が魔力だ。
精神は、精神操作魔法をレジストするためのものだ。正直、戦闘系の道をいかないのであればあまりいらない。悪徳商法の印象操作魔法にレジストできるかもくらいだ。イリスの精神がErrorなのはおそらくソピアと茜の記憶を引き継いでしまったためだと思われるが原因不明だ。
スキルはこれから増やしていけばいい
説明終わり!!
私は加護が二つあることに驚いた。加護は基本一人一つだだが500人に一人ぐらいの割合で、加護を二つ持っているものが出てくるのだ。嬉しくてついニヤニヤしながら加護の詳細を見た。
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加護:鳥目[バード・アイ]
→詳細:鳥の精霊と仲良くなりやすい。仲良くなった鳥とは視界を共有することができる。MP(共有時):毎秒1消費
加護:虹の道[レインボー・ロード]
→詳細:虹の道を作り出せる。本人以外も乗ることができ、視認することもできる。MP(1m事):2消費
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鳥目は遠くを見る能力ではなく鳥の精霊と視界を共有する能力であることにイリスは、素直に驚いた。なぜなら全く同じ名前の加護をソピア時代の友だちが持っていたからだ。その友達の説明だと遠くまで見えると言っていたためなおさらだ。
虹の道は虹色の道を作るというなんというか使い所に難しいとイリスは思ったがいままでの知識を活用できるチャンスと捉えた瞬間イリスは、無性にワクワクした。ポジティブである。
とりあえずイリスは両親には加護の内容を話した。親を信用しない子供はそうそういない。たとえ生まれ変わってもだ。ちなみに父の名前は、「アノス」ハイエルフなため若々しく何も知らない人から見れば金髪の元気な青年のようだ。母の名前は、「タウマス」ハイエルフなため父と同じく若々しく本人曰く腰辺りまで伸びた銀髪の髪が神々しさを醸し出している。
そんな両親だったがイリスの加護の内容までは聞かなかったなぜなら加護名で大方予想がつくからだ。それにイリスの個人情報。親というだけで詳細まで聞こうとは思わなかったらしい。親ですら聞くのをためらう、それが加護というものなのだ。そして、
「「加護が2つあることは黙っておいたほうが見のためだ」」
両親は口を揃えていった。それは、憶測ではなく確信に近いような表情だった
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イリスは130歳になった。相変わらず知識には貪欲で、イリスが勝手に「調査しに行く!」と言って森に出るせいで新たな水源がいくつか見つかるほどだ。ちなみに加護のためと言い大量に鳥かごを設置しているが誰も納得していない。ちなみにイリスが探索している場所は人類には魔の森と呼ばてるほどやばい場所なのだ。そんな場所に頻繁に出入りしていればステータスは当然、、、、
名前:イリス 性別:女 年齢 :40歳 種族:ハイエルフ
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加護:鳥目 虹の道
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HP:148 MP:275
力 :48
速さ:85
体力:46
魔力:67
精神:Error
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スキル:剣術 Lv.1 隠密Lv,3 魔術短縮Lv.なし
爆発的に増えると思いきやそこまで増えなかった。精神もErrorだが問題はなかったイリスは、ありふれる知識を使いスキルやフィジカルの成長が早いと周りから勘違いされるレベルの戦いを繰り広げていた。
そんなイリスは今、大型猪系の魔獣[通称:シルバービッグボアー]との戦闘をしていた。
「ブヴォォォォォォッッッ!!!!」
銀の体をしたシルバービックボアーが、ものすごい勢いでイリスに向かって突撃する。イリスのステータスでは到底逃げれる速さではない。しかしイリスは軽々と右に避けた。なぜ避けれたのか?そう、イリスは足の周りに水魔術で水蒸気を作り、炎魔術で引火して爆風を起こしたのだ。その爆風を、魔力操作で一点に集中させて避けたのである。もちろんそんなこと普通をしたら体が持たない。だがイリスは、加護:虹の道で体を覆ったのである。
「急に突撃しないでよ!」
そう言いつつイリスは魔術の準備をしている。シルバービックボアーだって頭が悪いわけではない。土魔術で、左右と後ろを塞ぎ突撃してきた。一見上が空いているように見えるが罠だ。シルバービックボアーは上に逃げるのを誘発しているのだ。なぜなら上に飛んだ瞬間に下から土魔術で追撃する魔術を即座に展開できるようにして突撃している。イリスは逃げ場のないまま突撃される形になってしまった。
「甘いよ!!」
だがイリスのほうが1枚上手だった。シルバービックボアーが突撃しているのは、ただの水魔術で作った鏡越しのイリス。イリスの魔術は、鳥の精霊が込めていた魔術。イリスの声は風魔法で操作して横から出していた。本当のイリスはそこにはいない。シルバービックボアーはここで自分の失態に気がついた。なぜか初動の回避の時のように魔術を即座に使える手段があるのにイリスは使わなかったことに、、、、
「あなたみたいな硬い装甲でも弱点は存在するって知ってる?それは”関節”よ!」
そう言ってイリスは、スキル[隠密Lv.3]を使いシルバービックボアーに悟られにくいように近づいた。ただ、シルバービックボアーは言語を理解できる知性があった。周囲を隈なく探すべく血眼になって探した。
魔の森と呼ばれるこの場所においてシルバービックボアーは、生態系の頂点ではないのだ。関節がやられれば天敵に殺される。何としても関節を守らなければならない。
そしてこの時点ですでにイリスの策にハマっていた
生き物はものを探す時どうしても疎かになってしまう部位がある。それは”目”だ。イリスは、土魔術の計画性の高さから言語を理解する知能のある個体と判定したのだ。イリスは、シルバービックボアーの前に急に現れると関節を守ろうとするシルバービックボアーの目を剣で突いた。さらに、そこからイリスは炎魔術で脳天を焼いた。
シルバービックボアーは数十秒苦しんだ後にピクリとも動かなくなった。
「いい戦いだった。」
シルバービックボアーの中でもかなり知性の高い部類だったのだろう。かなり手強い相手だとイリスは思った。
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そして今イリスは、173歳魔の森をでてソピア時代の時もできなかった、旅がようやくできるのだ。ワクワクしてたまらない。イリスは旅に出る。その収まることのない知識欲を満たすため、、、、
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