第八葉:悪夢を知るには現実も
「行こっ、櫂凪ちゃん!」
終礼が済んだ途端、スクールバッグ片手に鳴子が駆け寄ってくる。夢の中で決めた通り、昨晩悪夢(?)をみていた小清水涼香に話を聞きに行くためだ。
「どうやって接触する? 悪夢うんぬんは言ったら変だろうし」
教科書類をバッグに放り込みつつ尋ねる。
返答は早かった。
「部活見学ついでに、悩みがないか聞いてみるつもり!」
「見学って……、いいの? そんな気を持たせるようなこと」
ついこの間、鳴子は涼香から陸上部への勧誘を受けていた。見学などと言うと、入部希望なのかと変な期待をさせてしまいそうなもの。
「大丈夫! 入部できないけど見学したいって正直に言ったよ! 何はなくともファンの子が見学してるから、一人増えたところで気にしないって」
「あぁ、そういう……。あのね、鳴子。身の安全のために言っておくけど、ファンの前で小清水さんと馴れ馴れしくしないようにね?」
「わかった!」
わかってなさが伝わってくる能天気な返事。今朝方、寄宿舎で涼香に遠慮なく話しかけていただけはある。ボーイッシュでスポーツ万能な涼香には、同性でも熱の入ったファンが多い(沙耶に聞いた)。もしそんなファンの前で目立とうものなら、どんな目にあうかわかったものじゃない。
一抹の不安を感じながら、足取り軽い鳴子と共に学校敷地内の陸上トラックへ向かった。
「~~ってことで、一緒に走ることになったから行ってくるね!」
体操服姿で鳴子が手を振り、トラック内へと駆けていく。あぁ、やっぱりわかってなかった。トラック外では十数人のギャラリー(涼香のファン)が、口々に恨み言。
『何よあの子!』『身の程知らず』『媚びてるわ!』
鳴子は見学に来てすぐに陸上部部室へ挨拶に行き、出てきた時には体操服に着替えていた。涼香から練習に誘われたのだとか。もしかしたら涼香は、部活への勧誘を諦めていないのかもしれない。
「鳴子っ、小清水さんに迷惑かけちゃダメだからねっ」
「うん!」
せめてこれ以上悪目立ちしないよう忠告。返事はいいが、相変わらず笑顔は能天気。たぶん伝わっていない。しかもまずいことに、練習が始まってからしばらくの間、涼香が鳴子の対応につくことになった。ずいぶん気に入られている。
『あんなにお世話してもらって!』『わたくしも教わりたいのに!』
涼香が世話する度、ファンだけでなく陸上部員までもが露骨にやきもき。ぼやいたり、不貞腐れたりした。……が、部員の方は、練習メニューがジョギング、ストレッチ、流し走行と進むごと静かになった。鳴子の身体能力を目の当たりにして、涼香が贔屓する理由を察したのだろう。
もっとも、高い能力も妬みの原因になり得るのだが──。
『──あははっ。鳴子ちゃん寝ちゃってるー!』『みんなスタートしちゃったよー?』
無邪気に面白がる部員達。流し走行の百メートル走。トラック端に置かれた黒色スピーカーの号砲音で周りが走り出す中、鳴子は目をパチパチ&キョロキョロ。
「ッハ?! 待ってぇー!」
大きく遅れて走り出した。鳴子の突発的に眠る体質が、フィジカルモンスターっぷりを上手く誤魔化したらしい。
なお、ゴールするまでに遅れを取り戻していたことには、目を瞑る(差が縮まらなかったのは涼香だけ)。
練習後半から鳴子への指導は、涼香に変わって外部コーチが担当することに。臙脂色ジャージの白髪おば様が、初心者相手とは思えない厳しい目つきを向けた。
「貴女のことは涼香さんから聞いています。少しでも速くなって、良い刺激になってちょうだい。あの子最近、キレが落ちているから」
「?」
首を傾げる鳴子。練習内容は、短距離走のフォーム矯正。単語帳を眺めながら聞いたので話半分だが、鳴子はセンスが良いらしく、コーチはしきりに『もったいない』と言っていた。
「プロアスリートだって目指せる素質なのに、残念ね」
「あはは……」
苦笑いする鳴子を見て、胸が詰まる。そんなこと、本人が一番わかっているだろうに。
それから一時間弱。素人目にもわかるくらい、鳴子のフォームが変わった頃。コーチと何やら話した涼香が、鳴子に声をかけた。
「鳴子さん、最後に私と模擬レースを走ってくれないかな?」
「いいけどわたし、スタート遅いよ?」
「考慮したハンデをつける。トップスピードで競って、感覚を研ぎ澄ましたいんだ」
「わかった! 期待に沿えるかわからないけど、ぜひ!!」
誘いを受けて、鳴子と涼香がトラックに並ぶ。ギャラリーや部員達が騒めき、注目が集まった。距離は二百メートル。使用レーンは8、7。外側なのはカーブの角度を緩めて難易度を下げるため。号砲で起きた鳴子が走り出すまでに涼香が進める距離をハンデとし、スタート位置を調整。
二百メートル走は、カーブが百メートル超、直線が八十メートルほどと、直線が短い。スタート後に到達した最高速度を落とさず、いかにカーブを抜け、最後の直線まで走りきるか。スピード、カーブ処理のテクニック、持久力などが求められる。のだとか。ギャラリーの誰かが言っていた。
諸々の準備はすぐに済み、いよいよ模擬レース開始。涼香と鳴子が、クラウチングスタートの姿勢をとる。二人はこちら(もしくはゴール)を見て話しているが、遠くて聞こえない。
本番さながらに、スピーカーから『オン・ユア・マークス』、『セット』の音声。部員もギャラリーも口をつぐむ。
パン、と号砲が鳴った。
「反応速っ……」
涼香がスタート。遠目には号砲と同時にしか見えず、思わず声が漏れる。部員や涼香ファンから黄色い声が飛んだ。号砲の余韻が消えたくらいで、鳴子もスタート。だいぶ遅いが、寝起きだと思うとすさまじく速い。
「追いつかれ……ない?! 鳴子ってあんな速かったの?!」
スタートのハンデは消えたが、鳴子は走り出しから驚異的な加速をみせた。レーンごとあらかじめの差を維持して駆け、カーブへ突入。つまり、鳴子の最高速度とそこまでの加速は涼香並み。
『あの子速くない?!』『涼香様と勝負になるなんて!!』
驚いたのはワタシだけじゃなかった。部員もファンもびっくりした顔で、まるで本当の試合さながらに声援を送った。
『勝ってください、涼香さまぁ!』『がんばってくださいましー!』
一方的な盛り上がり。……これじゃ不公平だ。何か声を……、えっと、こういう時にかける言葉は──。
「──が、がんばれっ! 鳴子!」
出てきたのは、ありきたりな応援セリフ。思えば、誰かを応援したのは生まれて初めて。しかしさすがに、多勢に無勢。ワタシの細い声は届かなさそう。まぁ、応援があったからって結果が変わるワケでもないだろうし、いいけど。
競争の方は、カーブ処理で涼香のテクニックが光った。やや内側に傾いた姿勢で、速度を維持。ロスなく進む。その点で鳴子は劣り、カーブ終わりに順位は逆転。涼香が一メートルほど先行した状態で直線へ。ワタシ達ギャラリーの目前に迫る。
そして、一陣の風が吹いた。
「……っ! ……。あー……」
良い勝負だった。でも結果は、涼香の勝利。直線前の差は最後まで埋まらなかった。
『さすが涼香様!』『走る御姿、とても素敵でした!』『盛り上げがお上手ですわー』
勝利に喜ぶファン。
涼香はワタシ達に軽く手を振ってから、鳴子と握手。二人とも、爽やかな笑顔。
「見込んだ通り。強いね、鳴子さんは」
「全然敵わなかったよ! さすが、全中優勝候補!」
「よく知ってるね。確かに、そう言われてる。だけど勝負の世界、本番ではどうなるかわからないよ」
「何か不安なことでもあるの?」
一瞬考えて、涼香が首を横に振る。
「……いや。調子も良いし、体の不調もない。調整は順調かな。負ける想像がつかないくらい」
鳴子は顔色を伺って黙っていたが、パッと表情を明るくした。
「……。そっか、良かった!」
「それより私は、鳴子さんのことが気になる。あれだけの走りなら、きっと全中にも手が届くよ。本当に運動部の経験はないの?」
興味津々と言った様子で、涼香は鳴子の両掌を包んで握り、ズイと体を近づける。
鳴子は半歩後ずさって照れつつ、朗らかに答えた。
「うん! 体験ならあるけど、こんなに部活したのは初めて! とっても楽しかった!!」
「楽しんでもらえて嬉しい。普段はどんな運動を?」
「走ったり、階段上ったり、坂道ダッシュしたり! 実家の近くに山があったし、夕霞も入口に長い坂があるから~~」
涼香が尋ねたことで知る、鳴子の普段の運動量。体力消費が目的なのは知っていたが、想像以上にストイックな追い込み具合。ワタシもそうだが、涼香も驚くほど。
「~~だから、あれだけの加速力や速度が身についているんだね。山道なら足裏の感覚も鍛えられそうだし、納得」
「あとは……、イメージトレーニング! 夢の中で体操したり、走ったりして!」
「ハハ。面白いことを言うね」
最後の話は冗談と受け取られたらしい。だけど、ワタシは知っている。鳴子が真っ白な夢の世界で、アイデアが尽きるほど体を動かしていることを。
真面目な顔に戻ってから、涼香は改めて鳴子を褒めた。
「本当に凄いよ、鳴子さんは。スタートとテクニックを磨いてスパイクシューズを使えるようになれば、敵わないかもしれない」
鳴子は顔の前で、片手を左右に大きく身振り。
「そんなこと! ハンデは最高のスタートをした前提だし、細かなテクニックほど難しいよね! 涼香ちゃんとわたしには、大きな差があるよ。何事もあと一歩の実力を高めることが大変だって、わたしわかってる!」
「褒めたつもりが、褒め返されちゃったかな?」
穏やかに言って、涼香は鳴子の背中に手を回し、軽く抱擁した。
……。……?! 抱擁した?!
「今日は良い勝負ができてとても楽しかったよ。鳴子さん」
「わわっ、ど、どういたしまして! わたしも楽しかった!」
驚きこそしながら、鳴子も同じように手を回す。……いいの?!
ギャラリーでは、部員や涼子ファンから、羨み混じりの恨み声と若干の悲鳴(?)。気づいた涼香はハグを止め、こちらへと走って来た。
「ごめんね。走って感情が昂ると、敬意と親愛を示したくて、つい。下心は無いから安心して」
ギャラリーへの弁明(?)なのはわかるが、なぜかワタシの目の前で涼香は言う。加えてウインクまでして、練習に戻っていった。
……いや、ないな。人の注目を集める特別な人は、言動・行動を『ワタシだけにやってくれた』と思わせがち。今のも、多数に向けた応対に過ぎないハズ。ギャラリーの子も『わたくしに言ってくださったのね?!』みたいな反応だったし。
そんなこんなで鳴子の体験入部……ではなく、悪夢に悩む(?)涼香への接触は終わった。ワタシは見ているだけだったが、鳴子は悩みを聞き出せたのだろうか。
トラック端、陸上部部室近くのベンチに座って数分。鳴子の着替えを待った。陽が落ちても耐えられる寒さになってきて、四月も終盤であることを実感する。
「……どんな感じなんだろ」
滅多に来ない場所なのもあって、レーンに入ってみたくなった。暗くてロクに見通せないけど、見えなくていい。
「観客席があるとして……」
涼香の夢で見た観客席をイメージ。暑くて、人がたくさんいて、走って……。
「想像つかないな。目立つ気分」
注目と歓声を浴びるイメージは上手くできなかった。講堂で表彰を受けるくらいしか経験がないので、仕方ない。そうこうしているうちに部室の扉が開き、影が一つ駆け寄ってくる。
「待たせてごめん。コーチの人や皆が勧誘してくれて、断るのに時間かかっちゃった」
「断ったんだ。まぁ、うん。待ったけどいいよ」
柑橘系のスッキリとした香りがした。鳴子はシャツの首元を珍しく着崩し、デオドラント用品の橙色ボトルが飛び出したスクールバッグを肩掛け。由緒正しい(?)運動部の下校スタイル。
暗がりの中、二人でトラックを後にする。
「そうだ! 走ってる時、櫂凪ちゃんの応援聞こえてたよ」
「周りの声の方が大きかったのに?」
「自分への応援は意外に聞き取れるんだ! なんだっけ、なんか楽しい感じの言葉で……」
「カクテルパーティー効果ね」
職員室と理事長室以外真っ暗な校舎を横目に、寄宿舎の方向へ。誰の声もしない、普段と違う夜だけの景色。友達と一緒の帰路。
少し、踏み込んだことを聞いても良いかもしれない。
「……ねぇ鳴子、ワタシ気になることがあって。聞かれて嫌なことだったら、答えてくれなくていいんだけど」
「なになに? 答えられることなら答えるよ!」
恐る恐るの質問。練習中ずっと気になっていたことだ。
「小清水さんってさ、だいぶボーイッシュだよね?」
「だね。中性的でカッコいい!」
「言い方悪いんだけど、平気なの? 鳴子的に」
「? わたし的に??」
質問の意図をわかってな──遅れて理解して、鳴子は『あっ』と口を開いた。
「……そういうこと?! 涼香ちゃんは全然、問題ないよっ。わたしが男の人を怖いって思うの、顔立ちはあんまり関係ないんだ」
「そっか。変なこと聞いてゴメン。どっかで困らせたら悪いし、境目知りたくなって」
デリケートなことだろうに、鳴子は嫌な顔をせず答えてくれた。むしろ、ワタシに気を遣っているのか、ちょっと明るい口調で話してくれる。
「気にしてくれてありがとう。境目はわたしも曖昧で。たぶん、男の人の体格や筋力からくる威圧感が怖いのかなぁ。スポーツしてると実感するんだけど、女性と男性って、身体能力にだいぶ差があるでしょ?」
言われてやや納得。スポーツをしてこなかったワタシと違って、鳴子みたいに体を鍛えている子はより顕著に、男女の差を感じるんだろう。
「涼香は振舞いが王子様っぽいだけで、体格とか女の子だもんね。そう考えると、理事長なんかは特に、背も高いし厚みもあるから怖いんだ。強面だし」
「うん……」
理事長をイメージすれば、怖さが想像しやすい。男性の中でも背が高く、剣道だか柔道だかをやってたらしく全身ガッシリ。教室に入ってきただけで威圧感があった。
「でもさ、どれだけ体格差があっても、武器を使ったり、寝込みを襲ったりしたら、どうにかならない?」
ワタシの意見に、鳴子は苦笑い。
「櫂凪ちゃん、見た目によらず物騒なんだね」
「超人も権力者も、手段を選ばなきゃどうにかなる、と思ってる派だから」
「その考え、わからなくはないけど──」
「──?!」
肩が掴まれ、押される感覚。背中に軽い衝撃。
周りが暗い。心臓が強く速く動いて、体の外まで音がしそう。
「……ね? 急に襲われたら、わたし相手でも動けないでしょ?」
鳴子から肩を掴まれて、校舎隙間の通路に押し込まれたらしい。
「び、びっくりした……。確かに、女子相手でこうだと、ちょっと怖い」
腕を解こうとチカラを入れるも、敵わず。壁に押し付けられた体を動かせなかった。本気じゃない鳴子でこれなら、本物の暴漢が相手なら手も足も出ない。武器がどうのと言っても、普段から携帯してないし。そもそも、持ってても取り出せるのかすら怪しい。
「護身用具も扱いが難しいし、奪われるリスクがあるなって。ブザーならいいんだろうけど」
「そうだね。ワタシ、机上の空論だった。……ところで──」
疑問を口に出そうとして、考えを改める。
「──いや、うん。そろそろ手をどけて欲しいかな。だいぶ近いから」
「あっ?! ごめん!!」
こんな物陰で密着していたら、喧嘩か逢引と思われてもおかしくない。
慌てて鳴子が離れ、二人で外灯の下に戻った。
「そう言えば、涼香から悩みは聞けた?」
話を変えて、収穫があったのか聞いてみる。
鳴子は渋い顔。
「悩んでないって言われちゃった。でも、何か変化があるかもしれないから、今晩も入ってみよう!」
無かったらしい。どうであれ、鳴子が行くならついて行くだけ。
「了解。行先の固定はどうやって?」
「部室でツーショット写真撮ってもらった!」
印籠のごとく見せつけられた携帯電話の画面に映る、涼香と鳴子のツーショット写真。改めて思うが、写真を使うなんてまるでおまじない。
「そういう子ども騙しあったよね。枕下に好きな人の写真を入れたら、その人が夢に出て来るってヤツ。今そんなことしたら、ただの妄想か他人の夢か、わからなくなりそう」
「……あはは。妄想だったら良いのにね」
冗談で言ったつもりが、返ってきたのは陰のある愛想笑い。こっちも、何か。
「まぁ、妄想じゃないのはこの目で見たし、やれることをやるよ。首突っ込んだ以上はね」
「ありがとう! がんばろうね、櫂凪ちゃん!」
拳をグッと握る様から気合が伝わる。他人のためになんと献身的なことか。
そこからは特に変なこともなく、長い坂を下って寄宿舎に到着。別々の班で夕飯を食べ、お風呂やら身支度して、いつものようにワタシは一人、勉強のため自習室に籠った。
「……何があったんだろう」
勉強中何度か、頭をよぎった。トラウマかもと思って聞かなかったけど、鳴子が男性を怖がるのには、きっと原因がある。ワタシがおどかされて、意識を改めたように。
悪夢に関しても、同じく。
「あ、櫂凪ちゃん。おかえりー」
自室に戻ると、パジャマ姿の鳴子に笑顔で迎えられた。……忘れよう。傷つけてまで、知りたいことじゃない。
さっさと荷物を片付けて、ベッドに入る。
「こっちは、いつでもいいよ」
「ありがとう! 今日は解決できるといいね!」
鳴子が枕下に携帯電話を入れてから、部屋の灯を消した。布団から片手だけ出して、横のベッドに仰向けに寝る鳴子の手を握る。
「おやすみ、鳴子。また夢で」
「うん。おやすみなさい、櫂凪ちゃん」
☆☆☆☆☆
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