閑話「ミッション開始2」

奈津美視点


(奈津美)「ちょっと人多すぎじゃない?」

(渚)「ほうとそれな。見失っちゃいそう」


 花火大会の会場の最寄り駅に着いた。


(奈津美)「ちょっと人多すぎやしない?」

(渚)「2人はどこ?」

(奈津美)「ヤバい、見失った?」

(渚)「あ、いた!」

(奈津美)「よかった〜」


 私たちはこっそりと2人に近づこうとした。でも人が多すぎて全然近づけなかった。


(渚)「修くんと彩華どこいった?」

(奈津美)「あ、いたいた。かき氷の屋台にならんでる」


 私たちもかき氷の屋台に並んだ。2人がどんな会話をしているのか気になる。だからといって近づきすぎるとバレてしまう。


(渚)「見てみて!あの2人かき氷買ってどこか行っちゃう」

(奈津美)「どうしよう?このまま行ったら見失っちゃう。でもかき氷食べたい。」

(渚)「あ、ラッキー。あの2人ベンチでかき氷食べてる」

(奈津美)「よかった〜」


 一安心だ。あの2人が私たちの見つけられないところで何をするのか心配で仕方ない。


(渚)「ちょっと、見てみて」

(奈津美)「な、なぬ!?」


 私は目を疑って2回、いや4回くらい2人を見た。なぜなら修が彩華ちゃんにかき氷を「あーん」している!?許せない許せない許せない許せない許せない

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