第閑話「チャンス到来」


(奈津美)修と同棲することになった。口ではあんなことを言ったがこれってめっちゃチャンスじゃん。私の家事スキルとかで落とすしかない。それに男女が1つ屋根の下で1週間も過ごして何も起きないわけがない。この機会に他の渚ちゃんや彩華ちゃんに差をつけるしかない!とは言ってもどうやって過ごせばいいんだろう?いつも通りしてると喧嘩しそうだしな〜


(修)「まぁ、よく来てるから知らない家よりもくつろげると思う」

(奈津美)「そうね、何が言いたかったの?」

(修)「急にこんなことになったけど家でリラックスしていいってこと、でも俺がいるとリラックスできないかもだけど」


 (奈津美)本当にその通りだ。修がいるとリラックスなんてできないかも………なんならこの1週間で心臓はいつもの2倍くらい動きそうだ。


(奈津美)「なんで急に優しくなったの?」

(修)「べつにいつもイジワルとかしてるつもりないんだけど………」


(奈津美)たしかにそうだ。こいつはなんだかんだいつも優しい。そういうちょっとした優しさに私は惚れたのかもしれない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る