第13話「始まる夜」
俺たちは色々見てまわった。見たこと無い店がたくさんあるし、街の雰囲気も全く違う。そんな街に俺達みんな心躍っていた。
(渚)「やっと着いたね。国際通り」
(奈津美)「いや、長かった〜」
(幹也)「バスも飛行機もずっと座ってたからケツ痛い」
(奈津美)「それな〜」
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俺たちは夕飯を食べることにした。
(修)「夕飯どうする?」
(幹也)「どこがいい?」
(修)「というかこれ完全に迷ったくない?」
そう、俺たちは道に迷ってしまった。他の班の人達が全く見当たらない。
(彩華)「あそこの店なんかいいんじゃない?」
歩いているといい感じの店を見つけた。
(幹也)「もう腹減ってるしそこの店でいいよ」
幹也がそう言うとみんなお腹が減っているらしく賛成した。でも入ってみると………
(奈津美)「なんかちょっと高そうじゃない?」
(幹也)「だな、修学旅行で来るような店じゃないかもしれない」
なんだか高そうなところに来てしまった。1回入って席に着くとさすがに店から出るのは気まずいのでそこで食べる事にした。それからメニューを見ると高いものは果てしなく高いが少し贅沢ってレベルで買えるものもある。なんとかなりそうで一安心した。メインのお肉が出てきたがそれはもう柔らかくておいしかった。ほっぺたが落ちるとはこういう事なのだと実感した。
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それから店を出たらいい時間になっていた。
(渚)「そろそろホテル向かう?」
(彩華)「そうね」
(幹也)「でもさ、その前にちょっとコンビニ寄らない?」
(修)「ありだな」
(渚)「まぁ、いいけど」
そして俺たちはコンビニでホテルを満喫するためのお菓子やジュースを買った。
(奈津美)「あんたら2人部屋なのにそんなに買ったの?」
(幹也)「いや〜、修学旅行だから」
(奈津美)「なんじゃそりゃ」
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それから俺たちはホテルに着いた。思った以上に時間がかかってギリギリだった。女子と男子は階が違うので階段でおわかれだ。
(幹也)「どうして学校は女子部屋と男子部屋の階を変えてしまうのか?そんなんじゃ何もイベントが起きないじゃないか」
まぁ、幹也の言うことに一理ある。そうだ俺たちだって漫画やアニメみたいに女子部屋に行ったり女子がこっちの部屋に来てほしい。それに22時には先生が部屋に来てメンバーを確認するだなんて酷すぎる。他の部屋に行ってたらバレてしまうでないか。俺たちの最後の修学旅行なのによ。
俺と幹也は部屋に着いた。
(幹也)「部屋狭くね?」
(修)「たしかに狭いな」
(幹也)「こんなんじゃ女の子部屋に呼べないじゃん」
(修)「いや、広くても呼べないだろ」
それから俺と幹也は順番で部屋の風呂に入った。もちろん風呂のすぐ横がトイレのやつだ。俺も幹也も風呂から上がった。それから少しすると先生が点呼に来た。点呼も問題なく終わった。
(幹也)「暇だな〜、2人だとやることないよな」
(修)「ほんとそれな〜」
そんな時俺のスマホに通知が来た。彩華からだった
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