第7話「ライバル登場!?」


「私の事好き?」

「え?」

「ふふふ、そんなガチにしないでよ。からかっただけじゃん」

「ハハハ、そうだよね」


 (修)危なかった〜、危うく勘違いするところだった。


 (奈津美)私が水を取りに行った時だ。驚くべき事を聞いてしまった。え、えーーー!二葉さんもしかして修の事好き?わざわざ私の事好きなんて聞いちゃってさ。ライバルは神田さんだけだと思っていたのに……

これは大変だ。


「神田さん」

「何?」

「二葉さんって修の事好きなの?」

「……………、えーーー!?ゴホッゴホン」


 (彩華)私はあまりにも驚くべき情報を聞いてむせてしまった。


「でも、なんで急にそんな事を思ったんですか?」

「それは、さっき私が水を汲みに行ったときに二葉さんが「私の事好き?」って聞いてたの」


 (彩華)どうしよう。渚が修くんの事好きだったら強力すぎるライバル登場だよ。この幼馴染さん1人でも手強いだろうに……


(彩華)「確かに、それは好きなのかもしれない。ちゃんと調べる必要がありそうですね」

(奈津美)「そうだね。ここは一旦協力しよう」


 こうして2人は一旦同盟を結ぶことにした。


 ラーメン屋をあとにした俺たちは本当の目的の修学旅行の服選びを忘れていた。なので服屋にもどった。だが、なんだか神田さんと奈津美の様子があきらかにおかしい。


「な、なんか2人の様子が変じゃない?」


 俺は渚さんにだけ聞こえる声で言った。


「ハハハ、確かに変だね〜」


 (渚)これ絶対私だ。修くんは気づいてないかもしれないけど2人の視線は私に向かっている。心当たりがあるとすれば………ラーメン屋で私が修くんと一緒に食べた事怒ってるのかな?でもただ怒っているような感じではない気がする。じゃあ、なんでだ?


 ✴✴✴✴✴✴✴✴


 服屋に着くと俺は着せ替え人形のようだった。奈津美と神田さんが次から次へと服を持ってきてその服を着させられた。


「修これ着て!」

「修くん次はこれを」

「修はやく!次こっち」

「修くんこれも着てください」


 少し待ってくれーーーーー


 (渚)2人が修くんと絡んでいる様子は特に変では無かった。さっきのは何だったのだろうか?


 ✴✴✴✴✴✴✴


 それから俺たちは帰る事にした。俺と奈津美は神田さんと渚さんと別れた。そしたらやたらと奈津美が俺に以外な質問をしてきた。


「し、修って渚さんの事好きなの?」

「え?急にどうして?」

「どうしても何もない。好きかどうか聞いてんの」

「別に好きじゃない」

「ふーん、そう」


 ふーん、修は好きじゃないんだ。ひとまず安心した。でも、もし二葉さんが修を好きだったとしてアタックされてたらいつ落ちるか分からないしそれは二葉さんに限った事ではない。神田さんも同じだ。この中で1番修を好きなのは私だ!


 ✴✴✴✴✴✴✴


 (彩華)私は修くんと坂下さんとわかれてから渚と一緒に帰っている。


「な、渚って修くんの事好きなの?」


 


 

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