第7話 アラレイドル編~初見の旅

《九十一日目》


 いつものベンチで待ち合せ、いつもの狩りの雰囲気で城門を出る。 二人とも〝収納〟スキルをとっているので、食べ物以外はそこに入れてある。ラクチンだ。

 食べ物や生き物は入らないみたいだ。上位スキル〝保管〟になったらどうだろう。詳細説明があればいいんだが。

 初めて森を抜けて向こう側に行く。

 すれ違う旅人もそこそこいるが、同じ方向に向かう者は少ない。

 商人か、クエストを受けた冒険者ぐらいか。

 森を抜けると見渡す限りの草原と荒地が広がっている。人の手が入ってない土地がこれだけあるのだから、この世界の人口はまだまだ少ないのだろう。

 街道はまあまあ整備されているし、穏かな風に吹かれて歩いていると、世界がそんなに難しい状況に置かれていることを忘れてしまいそうだ。

 隣を歩くシンが口を開いた。

「考えてみたら不自然じゃないか? 召喚について調べてみたんだが、獣魔召喚でさえ相当な量の高価な魔石が必要らしい。ましてや異世界召喚ともなると、そう簡単にはできないだろう。勇者や聖女について、殆どの人が作り話やおとぎ話と認識してるのがその証拠だ。そんな苦労して召喚した人間をそう簡単に放り出すかな?」

 あたしもそれについては違和感を感じていた。そんな難しい理由ではなく。あたしなら折角召喚した人間を何とか使う。理由は勿体ないから。・・・ごめんなさい。小市民的な理由で。

 とにかく、碌に使いもせず捨てるのは大金持ちの所業だ。いや。本当にそこかもしれない。

「まあ。この世界の偉い人の考え方はあたし達と違うかもよ? 代償や犠牲に対しても違うかも。なんたって異世界だもの。」

「そんなものか。深く考えても仕方ないか。」

「そうそう。犠牲と言えば、勝手に召喚してくれちゃったあたしたちの方でしょ。帰れないんだったら、思いっきりこの世界を楽しみたいじゃない?」

「まあ、そのために、様子を見に行くんだものな。」

 住みにくい場所では人生楽しめない。自分たちで改善できればそれに越したことはない。今や、あたしたちの行動原理はそんなところにあった。

 伝染病名は黄紋斑病と言うらしい。文字通り、黄紋斑が体中に出るのが特徴で、どんどん衰弱して死に至るとのこと。


 あたしたちは作戦を練りながら、または、道中約束通り、お互いのことを語り合いながら進む。まだまだ、核心を語り合うには時間がかかるだろうが、好きなものとか、趣味とか。お見合いかな?

 そうしてるうちに、夕方にはアラレイドルが見えて来た。

 門番はちゃんと仕事をしており、通行料もしっかり取られた。

「あの。お勧めの宿を紹介してくれませんか?」

 あたしは門番に訊いてみた。

「あ~。今は殆どが休業中だからなぁ。冒険者組合に訊いてみな。最悪、そこに泊まれるから。」

 あたしたちは礼を言って、取り敢えず冒険者組合に向かった。

〝記録〟の自動記録内容と、地理理解の地図が塗り替えられていくのが面白い。脳内地図に地名や特徴などが付記されていく。

 街は閑散としており、時々見かけるのは兵士か冒険者風の人たち。

 冒険者組合に着くと、果たして営業中だった。受付嬢はおらず、対応してくれたのはおじさんだった。

「ようこそ、アラレイドルへ。おや。王都から来たのかい? 俺はここの組合長をやってるセルだ。」

 あたしとシンが差し出した認識票を確認しながらセルが言った。

「組合長自ら受付を?」

 シンが周りを見渡しながら訊くと、セルが説明してくれた。

「街の様子を見たろう。殆どが避難して、街は空っぽさ。最低限の警備を残してるだけでね。ここも俺一人で回せるって訳だ。」

「なるほど。ところで救護施設はどうなんだ?」

「ああ。あんた達、その関係で来たのか。王都に近い分、収容人数はよその街より少ないだろうがね。まあ。どうしようもない者もいるからなあ。看てくれる者が増えると助かる。」

「あと、宿を紹介してくれないか?」

「殆どが休業中だが、頑固親父がやってる宿があってだな。ちょっと訳ありでな。避難指示に応じないで困ってる。そこで良ければ紹介するぞ? 娘も一緒に頑張ってるんだが、できれば説得してくれないか?」

「ああ。分かった。そこを頼む。」


        ♢ ♢ ♢


 ギルマス(組合長より馴染みがあるので、あたしは勝手にそう呼んでる)の紹介状を持って、宿に行った。紹介状があると何かとスムーズらしい。

 もみの木の頂亭。それが宿の名前。呼び鈴を鳴らした。

「は~い。」

 出て来たのは小さい女の子だった。年の頃十歳くらいだろうか。

 紅い髪をツインテールにしている。

 宿の娘だというから、ルアンを連想して同じくらいの娘だろうと勝手に思い込んでいた。

「お、お嬢ちゃん。ボクたちは冒険者組合長に紹介してもらって来たんだ。泊めてもらおうと思ってね。お父さんいるかな?」

 あたしは、少し動揺したが、分かり易く説明しようとした。

 女の子は、あたしの顔をじぃーっと見つめていたが、間をおいて口を開いた。

「いらっしゃいませ。お二人さまでしょうか。」

「ああ。二部屋頼みたいのだけど。お父さんは?」

「だいじょうぶ。わたしはフラウといいます。あさとゆうしょくつきで、いっぱく十シルです。いかがでしょうか。」

 しっかりとしている子だ。それにしても父親はどうした?

「あ、ああ。それで構わない。それで、お父さんは? 冒険者組合のマスターに頼まれた言付けがあってね。」

 あたしは二人分の宿泊費を渡しながら更に訊いてみた。

 フラウは首をコテンと傾げ、再びあたしの顔をじぃーっと見つめた後言った。

「お父さんは、ちょっと外に出てます。おへやにはわたしがあんないします。こちらへどうぞ。」

 部屋に案内されながら気になったのだろう。シンが訊いた。

「フラウちゃん、一人なのかい? 街中とはいえ、物騒じゃないかな。お父さん、どこに行ったのかな。」

 今度はシンの顔をじぃーっとみた後、フラウが言った。

「ありがとうございます。でも、おかあさんのところに様子見に行っただけだからすぐ帰ってくるのでだいじょうぶ。。ゆうしょくは一刻のあとでいいですか?」

 あたしがそれに答え、気になったので訊いた。

「・・・それでお願い。お母さんはどうしたのかな。」

 すると、フラウは少し顔を曇らせて言った。

「おかあさん、病気なの。うつる病気だから、しせつ? にほごされてるの。」

 なるほど。そういうことか。それにしても健気な子だ。


        ♢ ♢ ♢


 あたしとシンは別れて、部屋に入り、暫く休憩した。

 旅の汚れを〝清浄〟で落としながら、ふと考えた。

(そういえば、シンと同じ宿に泊まるのは初めてだな。あとで〝清浄〟をかけてあげよう。)

 シンは出会った頃は、あんなに汚かったのに意外と綺麗好きなのだ。〝清浄〟をかけてあげるとすごく感謝される。

 とか考えていると、扉のノックが聞こえた。

 まだ、一刻にはかなり時間がある。ということは、シンか?

 そう考えると、ドキドキしてきた。

 そういえば、こんなシチュエーションは初めてだ。個室にシンが入ってくる? 

(いや。意識しすぎだ! ここは堂々と扉を開けるべき!)

 あたしは、ドアノブに手をかけ、たっぷりと時間をかけて開けた。

「や。やあ。さっきぶりだね! ど、どうしたのかな?」

 うん。あたしは普通に話せてる。大丈夫。

 シンは、少し首を傾げながら言った。

「うん。今のうちに明日のことを話したくってね。食後は休みたいだろ?」

「あ、ああ。うん。入って。ついでに綺麗にしてあげるから。」

 するとシンは嬉しそうに笑った。

「ありがとう! それも期待してた。」

 狭い部屋にはベッドと、小さな文机と椅子しかない。取り敢えず、シンには椅子に座ってもらって、〝清浄〟をかけた。

「あ~。何度やってもらっても気持ちいいな。完全に癖になってる。もう、マシロなしでは生きられないかも。」

「もう! 人を便利な女扱いしないで!」

 とはいえ、悪い気はしない。シンの濡れ羽色の髪に指を入れ、少し頭をマッサージした。

「ところで、さっきの女の子、フラウね。〝看破〟のスキル持ちだよ?」

 唐突に、シンが言った。

「ん? 〝看破〟?」

 あたしは、ユリペディアの検索にかけた。あたしの検索システムにも勝手に名前を付けた。

『看破。任意対象の正体を知る。上位スキルに明察。任意対象の背景を洞察する。がある。』

 あたしの驚きが表情に出ていた様だ。シンは言った。

「まだ、レベルが低いから、俺たちが何者かまではわからないだろうけどね。だが、マシロが女なのは分かったんじゃないかな?」

「ええっ? それってマズくない? いや、それほどでもないのか? いや、そもそも、なんでシンがフラウのスキルわかったのさ。あっ! まさか〝鑑定〟取れたの? えっ? ずる~い!」

 あたしは、少々混乱しながら、シンに食って掛かった。

「ははっ。マシロを驚かそうと思ってね。マシロだってもうすぐ取れるんじゃない? それに、まだレベルが低いから、〝鑑定〟してもスキル名しか分からない。どう成長するのか楽しみだ。けどね、人のスキルを覗くのは、なんというか、後ろめたいんだよ。あとになって気付いたんだが。」

「そうなの? ・・・うん。そうかもしれない。」

 あたしたちはお互いに、積極的には相手のスキルのことを訊いてこなかった。やっぱりスキルはプライべートな領域のものと思っているからだろう。

 あたしはシンのスキルを覗き見することを想像して、できないな、と思った。思ったからには訊いてみたくなった。

「ね・・・ねぇ。あ、あたしのも・・・覗いたの?」

 言ってしまって気が付いた。はにかんで上目遣いで訊いてしまった。

(ああっ! あたしのばかぁ! そんなキャラじゃないだろう! まだ男装のままだし! ああっ!) 

 思わず、反射的にシンの顔色を窺ったところ、果たしてシンは真っ赤な顔して狼狽していた。

「い、いやっ! 覗いてない。断じて! マシロの嫌がりそうなことはしない!」

 それを聞いて、あたしは少し、冷静さを取り戻した。

「くすっ。そうね。いつもシンはあたしのこと考えててくれるものね。いいわ。あたしが〝鑑定〟取ったら見せあいっこしない? どう?」

「どうって・・・ そんな顔で迫られたら断れる訳ないだろう・・」

 シンが益々動揺したので不思議な気がしたが、あとで自分の言動を思い返して悶絶することになる。

(見せあいっこってなに!)


        ♢ ♢ ♢ 


「これって、フラウが作ったのかい? おいしい! 上手だね。」

 夕食には、簡素だがあったかいスープとパン、サラダとお肉料理が出てきて驚き、おいしかったので、あたしは思わずフラウを褒めた。

 これまで、どちらかと言うと無表情なフラウだったが、少し嬉しそうに微笑んで言った。

「もっと小さい頃ころからおかあさんにおそわってきたんです。おかあさんは、おりょうりじょうずだから、はやくおいつきたくって。」

 健気だ。他に客はいない。あたしはフラウに持ちかけた。

「ねえ。食事をボク達と一緒にしない? まだ食べてないでしょ。」

 それを聞いて、フラウは少しひるんだ。

「でも・・・ おきゃくさまといっしょにしょくじはさすがに・・」

 ご遠慮したいと。宿の娘として、なかなか教育が行き届いているようだ。お父さんは頑固者とはギルマスの評だが、きちっとした人の様だ。

 銀の月亭のジルは一緒に飲んでたが。あれがこの世界の普通と思ってた。

「ボク達はこの地に来るのが初めてでね。色々と情報が欲しいんだ。食べてる間に教えてくれるとありがたい。ボク達はね、王都からここの救護施設を見にきたんだ。このお兄さんはお医者さんで、ボクはその助手で・・・」

 シンが医者だと聞いて、フラウの表情が一変した。

「お、おいしゃさま? どうか、おかあさんをたすけて! しせつにはおいしゃさまがいないの! おとうさんはなにもいわないけど、日に日におとうさんのげんきがなくなって・・・」

 シンを見つめるフラウの目が潤んできている。自分ではどうしようもない現実に、一人で我慢してたんだろうな。

 シンはフラウの頭を優しく撫でながら言った。

「ああ。明日診てみよう。そのためにも色々教えてくれるかな?」

 あたしたちは、フラウの夕食も同じテーブルに並べ、一緒に食べながら話を聞いた。

 

        ♢ ♢ ♢


 初めて避難勧告が出たのは、だいたい一年前らしい。だが、日常で何の変化もない段階で、誰もいうことを聞かなかったらしい。

 そのうち、街中に伝染病の影が差し出し、慌てて住民が避難を始めた。避難が割とスムーズにいったのは、早い時期からしつこい警告がなされていた為だろう。そんなところは施政を評価できる。あの王様に似つかわしくないが。周りが優秀なのだろう。

 それでも病に侵された者は残される。

 始めの頃は、治癒師と薬師が王都から派遣されていたが、救護施設収容者が回復できたり、亡くなったりで人数が少なくなると、他の患者数の多い街に回されることになった。

 今は、患者の世話をする看護師しかいないらしい。

「おとうさんは、わたしのためにまちをはなれるかどうか、ずっと迷ってるの。けど、おかあさんを一人にしてもおけないから苦しんでる。」

 フラウは〝看破〟を持ってるだけに、スキルに依るところ以外でも敏感に感じることができるのだろう。

 シンはフラウをまっすぐに見て言った。

「話を聞かせてくれてありがとう。大丈夫。時間はかかるかもしれないが、治すことはできるよ。医者の俺にまかせてくれ。」

「ほんとに?」

「ああ、本当だ。」

 シンが自信有り気に頷くと、フラウは潤んだ目のまま、にっこりと笑顔を見せた。

 

 部屋に戻ると、暫くしてドアがノックされた。

 前もって、シンが訪ねてくることを言われてたので、さっきみたいな醜態を晒さずに済んだ。

 普段着に着替え、少し伸びた髪を整えて化粧も直し、準備万端だ。

「いらっしゃい。」

 ドアを開けると、さっきのリカバリーを果たすため、にっこりとシンを迎え入れた。

「お、おう・・・ マシロのそんな姿は久しぶりに見たな。やはり女の姿の方がいいな。とても綺麗だ。」

「なっ! なんてナンパなこと言うんだ! ビックリするじゃないか! 前にも聞いたけど! 嬉しいけど!」

 余裕をみせるつもりだったのにコレだ。毎度の返り討ちだ。

 あたしは頬を押さえて、後ろを向いた。顔を見せられない。

 深呼吸。

 シンはあたしが落ち着くまで待っていてくれた。

「ど、どうぞ・・・」

 あたしがシンを再び招き入れ、シンは落ち着いた様子で、にっこりと笑って言った。

「ありがとう。」

 どう見ても、あたしよりシンの方が余裕だ。いつからそうなった?


 このシンの訪問は、先のフラウの話を受けての作戦会議のためだ。

「この感染症、たぶん黄紋斑病が、前に王都でみたものと同じものなら、治すことができる。そんなに強くないものだし、普通にしていても体力を維持できれば最終的には打ち勝つことができるだろう。時間はかかるがな。問題は、この世界の人たちは、病気になると体力が維持できないというところだね。正確には維持する手段が少ない。」

「ああ、そっか。栄養剤や点滴なんかも無いものねぇ。地道に口から少しずつ食事を与えるしかないか。」

「だが、ただでさえ食事が喉を通らない患者に対し、少ない看護師で対応できてるか疑問だ。それはさておき、マシロは〝調合〟スキル上げてただろう? 消毒用のアルコールと飲み水を作ってくれないかな。おれも〝調合〟はあるにはあるんだが、まだ役に立たないレベルでね。」

 シンは頭を掻きながら、あたしに頼みごとをした。

「まかせといて! たくさん作っておく。」

 シンに頼まれると、なんだか嬉しい。

「あと、俺が医者で通すから、マシロにはフォローを頼む。今回の相手はウイルスだ。この世界風に言えば〝穢れ〟だな。つまり、マシロのスキルの出番だね。」

 あたしが聖女であることはとことん隠しておきたい。それにはシンの医者である肩書を隠れ蓑にするやり方を、ここしばらくの経験で学び、実践してきた。

 逆に、シンの勇者の肩書は、あたしが隠す。

「うん。分かった。ウイルス相手は初めてだけど、効きそうなスキルは幾つかあるから試してみるね。」

「それはそうと、マシロは明日、どっちの姿で行くかね? 俺としては、今のその姿の方が嬉しいけども。」

 唐突にシンが問題を振ってくる。確かに、今回は男装である必要はない。ないが・・・

「あ。うん。バレてそうとは言っても、今更フラウにこの姿を見せても違和感あるし、それに、ほら! ギルマスに見つかったらどうするの? そんなところに気を遣うのは面倒。」

「ははっ! 確かにそうだな。すまない。俺の願望を口走ってしまった。」

「なっ! そ、そんなにこっちの方がいい? 実はあたしもこっちの方が好き。っていうか、好きと似合うとじゃ別物だからねぇ。あたしって、自分が似合う女性の姿を想像できなくなってるのよねぇ。」

「マシロは、自分の姿に自信を持っていいと思うぞ? ここには鏡が無いが、次の機会にそれを見ながらじっくりと講釈してやろう。」

「え? ええ~? なにそれ。なんか恥ずかしいんですけど!」

「なに。マシロを称えるのは俺の生き甲斐になってきたからな。問題ない。」

「ばっ! 何が問題ないよ! シンだけが変な趣味かも知れないじゃない。ああ、そうかも知れない。その可能性に今更気付いたわ。」

「え? なに言ってるんだか。俺の美的感覚はまともだと自負してるんだがなぁ。マシロは意外と頑固者だな。」

 まあ、シンがいいって言ってくれるんだったら、なんでもいいかな。

 これまでは、カッコいいとか男前とかはよく言われてたけど、考えてみたら殆ど女子からの意見だよね。

 男の人の感想って聞く機会がなかったというか・・・

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