クオリーラケテルの地球生活♪

Zoeちゃん地球に到着～色々新鮮だよ♪

あれこれあって惑星RimからSZKに連れられて来たわけだけど。

Rimとは別の次元で発展していて驚きを隠せなかった。

建築物は何階層もあるダンジョンみたいだし電力や燃料を使って高速で移動できる鉄の箱も走っている。

私は居場所が無いので課長に匿ってくれる人を探してもらい古代エルフ達が今修理している課長の社宅アパートがある隣県の田舎町に住んでる男性の元に今は同棲させてもらっている。

私は基本的な作業ができないから収入を得るのは難しいと思っていた。

ダメ元で元々所属していたエンテレケイアに地球への到着を報告すると通信が途切れ途切れになりながらもレポートの提出をお願いされた。

レポートを送ればある程度の資金を送ってくれるみたいだ。

他に地球にやってきたジーナス達は高度な処理能力をネクタイくんに認められてそのまま会社の起業人材として連れて行っちゃったからなぁ...

それはともあれ...地球でも生活、SZKからも色々聞いていたからちょっと楽しみだ♪

地球での遠くに移動する手段は鉄の箱を使って移動する。

どうやら小さいものを車、大きいものをバス、連なっていて鉄の軌道上を走行するものは列車とか電車とか言うみたいだ。ふむふむ...わからん。

同棲しているトウミさん(読み方合ってるのかな...?)も車を所有している。

だけどトウミさんの車はとても小さくて私の大きくてごつい羽を無理やり入れないと車に収まらない。

しかも速度もあまり早くないからバフ焚いて小走りすれば追いつけるかも。

でもそれは悪目立ちするからやめてくれと言われちゃった...

車が小さいのはなんとかしてもらいたいけどそんなワガママ言えないからなぁ...

資金提供してもらって新しい車買ってあげたいなぁ...

そんなに甘くないかぁ...

数週間経って狭い車と地球に慣れた頃、食品の買い出しにスーパーヨイター行くと久々にSaidくんに合った。

彼はブツブツ文句を言いながらスーパーヨイターのレジを担当していた。

住居はどこに住んでるの～と聞いたけど彼は"仕事が忙しい"。と冷ややかな態度で話を流された。Saidくんは相変わらずだなぁ～...

散歩していると地球に来た古代エルフ達にも時折合う。

私と同名の古代エルフの元リーダー、ZoeDarpoは凄腕狩人だった事を活かしてプロのアーチェリー選手として。オフシーズンは害獣駆除の仕事もやっているみたいだ。

キレるとやばいLeachは散歩しているとしょっちゅう合うけど仕事しているのか定かじゃないと思う...

SZKやMURは都心部に住んでる割には連絡取れないし...

KMRは連絡はとれるものの仕事は忙しくてそれどころじゃないです...と

この惑星は出費がかさむ割には仕事に対しての対価が少ないように感じる。

トウミさんも毎日のように朝から晩まで整備工場で車の修理点検をひっきりなしにやってるけど私と同棲し始めてから出費が増して大変だって言ってる。

でもトウミさんはそう言いつつも私に働いてお金稼いでこいって言ってこないから優しさはあるのかなぁ～

地球で生活して1ヶ月、この日は久々にジーナス達と食事をすることにした。

この日はトウミさんは仕事が忙しくて車を出している余裕が無いのでトウミさんの友人のにしやまくんが送迎と案内をしてくれた。

にしやまくんの車は背が高くて羽が引っかかるような事は無かったけどさすがに3人もジーナス達を乗せると狭かった。

それにしても地球の食事は非常に美味しい。

調味料も豊富だし飲料も飲み放題で種類も豊富だ。

マッファローの肉に似ているが柔らかいな。薄くスライスしていて食中毒の心配も無い。自分で焼いて食べるのも面白みがあって良い。

これでもマズイ部類だとにしやまくんは言ってたけど...こんなんでマズイって言ってたらRimで作った食事なんて食べられないね。

少々高額だが対価を支払えば店員が料理を持ってきてくれる。

なんておもてなしの精神だ。

この日資金が尽きるまで腹いっぱいに食べた。満足だし幸せだ。

最近はトウミさんの仕事を手伝うようにしている。

トウミさんは事故にあった車の廃棄解体もやっている。

しかしそういったものが連続で来られるとトウミさんはヒーヒー言いだす。

車なんてメカノイドをぶっ壊す要領で解体すれば良いのではとアダマへレヴのビームを使って容赦なく車を蒸発させる。工場の天井は吹き飛び大惨事に...トウミさんは全力で逃げて"出てけバケモン！やっぱり怖いわ！！"と言われたが...最終的にビームを使わないで切りつけて解体することで問題は解消。トウミさんは私のパワーを認めてくれてスクラップ車の解体を手伝ってとお願いするようになってくれた。

数週間後、トウミさんが近県から変わった車を仕入れてきた。

トラックという車で人が乗れる数は減るものの荷物が多く乗せられる車だ。

安く買って高く売ると言っていた。ポンコツだけど解体しないでねって言われた...

そのお客さんは近日中に来ると言ってた。

そのお客さんは...なんと古代エルフの"まんじゅう"だった。

どうやらエルフ達は持ち前のパワーで便利屋やら土方の補佐をやっているみたいで資材を運んだりするのにトラックが必要になったらしい。

課長の紹介なのかトウミさんのところに買いに来たみたいだ。

というより...まんじゅうさん機械が苦手な古代エルフなのに...よくこんな短い期間で運転免許取れたと思う...(まさか無免許じゃないよね!?)

エルフ達の収入も安定していると満足げであった。

他の入植者達にも時折連絡をしているがSaidくんとLeach、SZKとMUR以外は皆職に就けているみたいだ。

課長がプラネタリウムを布教して大変な事になってるみたいだけど。

こんな生活が末永く続くのかな...と思った矢先だった。

課長とその関連人物2人が行方不明。

この前食事の案内と送迎をやってくれた にしやまくん も安否不明になったみたいだ。

そしてエンテレケイアから緊急連絡が入る。

"Rimから行方不明の地球人の救出をしてもらいたい"

出発しなければ。

トウミさんに理由を話すとトウミさんは"いってらっしゃい、帰ってこいよ"と快く送り届けてくれた。

Leachと2人でエンテレケイアの宇宙船に乗り込み救出に向かうこととなった。

はぁ...もっと平和になってくれ。

(ここでレポートが切れている)