未定

プロローグ

「私から目を離さないで、その眼の奥に焼き付けて、ずっと覚えてて」

 そう言って彼女は首にナイフを突きつけ、切り込んだ。彼女の血はバラの花びらのように飛び散った。不覚にも僕はその光景を美しいと感じた。

 これは、僕たち二人だけの話。

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未定 @kaede-no-sato

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