第4話 お笑いコンテスト
光源くんとのコスプレ大会が終わってから数日後、私と藤香ちゃんは次の挑戦をすることに決めた。それは学校の文化祭で行われるお笑いコンテスト!
◆◇◆
「桜、次はお笑いコンテストに出ようよ!」と藤香ちゃんが突然言い出した。
「え、お笑い!?私、そんなに面白くないよ…」
「大丈夫だって!私たち二人なら絶対ウケるから!」
「本当にできるかな…」
◆◇◆
放課後、私たちは図書室でネタ作りを始めた。藤香ちゃんは漫才が得意だから、私は彼女のアシスタント役をすることに決めた。
「まずは定番のボケとツッコミだね。桜、ボケるの得意?」
「えー、どうだろう…試してみる!」
◆◇◆
「こんな感じでどう?」と藤香ちゃんがネタを書いたノートを見せてくれた。
「えっと、『いらっしゃいませ、コンビニへようこそ』…」
「それ、サンドイッチマンみたいだね!で、その後どうするの?」
「お客さん役の私が色々とボケるから、桜がツッコんでね!」
「分かった、やってみる!」
◆◇◆
次の日の昼休み、光源くんにお笑いコンテストのネタを見てもらうことにした。
「光源くん、ちょっといいかな?私たち、お笑いコンテストに出るんだけど、ネタを見てほしくて…」
「もちろん、喜んで見るよ。二人の漫才、楽しみだな。」
◆◇◆
体育館の裏で、私たちは光源くんの前でネタを披露した。藤香ちゃんが店員役、私が客役で始めた。
「いらっしゃいませ、コンビニへようこそ!」
「おっ、こんにちは!店員さん、何かおすすめの商品ある?」
「はい、こちらのサンドイッチは大変人気です!」
「えーと、何が入ってるの?」
「パンと、具が入ってます!」
「いや、それは分かるけど、具体的には?」
「パンが二枚あって、その間に具が挟まってます!」
「だから、具って何?ハムとかチーズとか?」
「はい、ハムもチーズも入ってることがあります!」
「あるんかい!全部教えてよ!」
光源くんは笑顔で拍手してくれた。「とても面白かったよ。特に桜のツッコミがいいね。もっと自信を持ってやれば、絶対ウケるよ。」
「ありがとう、光源くん!」と私たちは喜び合った。
◆◇◆
文化祭当日、私たちは緊張しながらステージに立った。観客の前でネタを披露するのは初めてで、心臓がドキドキしていた。
「皆さん、こんにちは!今日は私たちの漫才を楽しんでください!」
藤香ちゃんが元気よく挨拶すると、観客から大きな拍手が返ってきた。
「いらっしゃいませ、コンビニへようこそ!」
「おっ、こんにちは!店員さん、何かおすすめの商品ある?」
「はい、こちらのサンドイッチは大変人気です!」
「えーと、何が入ってるの?」
「パンと、具が入ってます!」
「いや、それは分かるけど、具体的には?」
「パンが二枚あって、その間に具が挟まってます!」
「だから、具って何?ハムとかチーズとか?」
「はい、ハムもチーズも入ってることがあります!」
「あるんかい!全部教えてよ!」
観客から笑い声が聞こえてきて、私たちはホッとした。ステージの上で光源くんが笑ってくれているのを見て、私はさらに自信が湧いてきた。
◆◇◆
「やったね、桜!大成功だよ!」と藤香ちゃんが嬉しそうに言った。
「うん、みんなが笑ってくれて、本当に嬉しい!」
「光源くんも楽しんでくれたみたいだね。」
「うん、彼の応援があったから、頑張れたよ。」
この瞬間、私たちの友情はさらに深まり、光源くんとの絆も強くなった。そして、私の高校生活はますます輝きを増していった――☆
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