第5話 避難所にて
「おぉ、カイちゃん!」
「おっちゃん!」
避難所についた俺は家族を探して体育館に
避難して集まっている人の中に
常連のおっちゃんを見つけた
「おっちゃん!親父と母ちゃん見てねぇか!」
「いや、見てねぇな
まだ避難できてない人もいるみたいだし
おやっさんとおふくろさん見つかるといいな」
「おう、ありがとう!ちょっと探してくる!」
体育館を見まわしたけどやっぱりいない
もしかして...
「地震とか災害時は店に集合な」
数年前に親父がそんなこと言ってた事を思い出した
「...」
店に行こう、走り出した
商店街を抜けて店まであと少し
加速を使いながら
ガラガラガラ
「ただいま!親父!?母ちゃん!?」
店にその姿は無かった
急いで避難したのか店は散らかっていた
「流石に避難したか、行き違いになったのかも」
また、避難所に向かう
兄弟とは連絡が着いたが
両親とは連絡がとれず
その後も
両親と合流できなかった
「どうすっかなぁ、2人ともいない」
夜の炊き出しを貰って食べながら考える
まるでゲームのような
武器やアイテム街中にあった穴はたぶん
ダンジョン
「はぁ〜、他の避難所って事は
無いと思うんだけどなぁ」
隣町には他の避難所もあるが
常連のおっちゃん達が言うには
火の始末してから行くって
そういう話だったらしい
にしても、店...散らかってたな
鳥の羽、動物の毛もあった
襲われた?でも争った感じもなかったし
他の避難民にスキルがある人がいるのか
聞いて回ったが、50人に1人くらいしか
スキルを持つ人はいなかった
それもパッシブスキルかスキルのどちらか
一つか二つ
レベルの事は誰も知らなかった
モンスターの事も知らなかった
上空の
「んー...なんで牛さんは、俺の前に現れたんだろ
それに、店の痕跡から見るにたぶん“居た”」
でも、いったい何処に?
ズルズルザー ザー
ここは何処だ....
「イタ...なんだ?」
何かに引きずられてる...
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