第6話 ダンジョン

翌朝


「やっぱり、来ない...」


嫌な予感がする


避難所を離れ


そこダンジョン”へ、向かった


途中からあった血の跡


「...っ」


咽せ返りそうだった


ダンジョン...


あの牛くらいの強さ


だったらたぶん大丈夫だけど


バックから斧を出した


(装備しますか?はい・いいえ)


装備?もう持っているのに?


まあいいか、はい


【猛牛の戦斧を装備しました

特殊効果レベル1が発動します

スキルのインターバルが2秒減ります】


(特殊効果か!インターバルも

2秒減ったな、装備すると

こういう効果があったりするのか)


俺はそのまま、ダンジョンに入った


中は高さも幅も4mくらい


かなり奥まで続いている


戦斧の中心に光赤い玉


ビー玉ぐらいの大きさの玉が


辺りを照らしてくれている


そのおかげで10m先くらいまで見える


「よし、このまま進んでみるか」


よく見ると血が向こうに続いていた


奥に何かいる


二足歩行の犬?いや、狼か


あと、鶏....紛れもなくデッカい鶏


(鶏かぁ....ジュワッと唐揚げにして食いてぇ

あれだけの量なら目一杯食えそうだよなぁ)


そんな事を考えている場合じょなかった


襲われているのは


親父、母ちゃん!?嫌な予感が当たった


先に助けたいけど


2体かどうするか


「コケ!コケコケ!コケ!!!」


「ワン!ワンワン!!!!」


(コケはわかるけど

ワンじゃ犬じゃね?)


鶏は奥に行かされてる感じだった


狼は親父たちの方に向き直して


爪を振り下ろそうとする


その隙を狙って走った


スキル


加速とゾーン


を使って


戦斧を振った


勢いよく首を跳ねた


「キャン!」


その鳴き声に鶏が戻ってきた


「コケー!!」


クチバシが俺目掛け突き刺してくる


予測


左肩を目掛けて来る!


右に避けると壁にぶつかった


この時点で


加速・残り20秒


ゾーン・発動中


予測・残り7秒


7秒か、キツイなぁ


鶏の羽が舞い視界が塞がる中


肩目掛けてクチバシが刺さった


痛い!痛い


「いっってぇぇえ!!!!!!」


泣きそうなくらい痛い!


鶏の首を掴み固定する


インターバルは?


加速・残り10秒


ゾーン・発動中


予測・発動可能


加速を使いたいが10秒か


ここで鶏の動きが止まった


嫌な予感がした


予測


頭をいろんな方向に振り回すのが


見えたのが3秒後


1、2の3で無理やり頭を肩から外し


「コッコケ!コケ!」


目玉に指を突っ込んで左目を潰した


「これで、おあいこだぁ...」


肩から血がダラダラと垂れて


視界が歪む、やばいな


加速、残り2秒


あと少しか


「もうそろそろ、決着だなチキンヤロー」


「コッコケー!!!!!」


突っ込んできた


加速・発動可能


ゾーン・発動中残り2分


予測・発動可能


「加速」


鶏の死角に周りトドメを...違和感


なんでコイツは速さが二倍になっても


驚かない?


「コッコケ!」


鶏の動きが速くなった!?


勢いよくこちらを向いた鶏


今度は頭目掛けて突っ込んでくる


「やっぱり、でもお前さっき

予測したときに驚いたよな」


そう、予測に反応出来てない


俺が無理やり外して目を潰したのに


驚いてたなら、


「予測」


俺の左目を狙ってくる


俺がしたように


避ける範囲を広げて大きく避けた


「コケ!?」


残念、俺の左頬をかすった


「これでトドメだ!」


戦斧を振り首を跳ねた


「はぁ....はぁ...これで終わり...っ」


とそこで俺の意識が途切れた






ミドウ カイ 15歳


装備

猛牛の戦斧

特殊効果スキルの

インターバル2秒減



パッシブスキル

成長促進

経験値1.1倍


技術促進

稀に受けたスキルを覚えている事がある

スキルを使うごとに熟練度が5上がり

限界がなくなる


スキル


予測  熟練度30/100


(発動時間1秒インターバル10秒)2秒減

5秒先まで危険を予測する


ゾーン 熟練度5/50


(発動時間30秒インターバル3分)2秒減

範囲に対象が1体につき自分のステータスが1%上がり、対象のステータスが1%下がる


加速 熟練度60/100


(発動時間3秒インターバル30秒)2秒減

速度が2倍になる

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