第72話 ゴブリンの大群 異常 (4)

【離島】

【フィリピン】

【2024年5月11日】

【11:40】


 走り続けると、巡回中のゴブリンの集団に遭遇した。彼らは槍や弓を持っている。


 私は素早く木の後ろに隠れた。ゴブリンの集団はそのまま通り過ぎて行った。


 私は呪文を使って周囲をよく見えるようにした。


【呪文:イーグルアイズ】


 すると、そこには巡回中のゴブリンの集団が。 さらに角笛が鳴らされた。


 振り返ると、角笛を吹いていたゴブリンがすでに私を見つけていた。


「まずい」


 武器の呪文を唱えた。


【呪文:スピリットボウ】


 スピリットボウを手にすると、背後のゴブリンめがけて矢を放ち、走り出した。


 その間にも、ゴブリンの集団が追いかけてくる。


 次の呪文を使った。


【呪文:煙幕】


 煙幕の呪文を使ってから、攻撃呪文を唱えた。


【呪文:ホーミングシャドーアロー】


 複数のシャドーアローがそれぞれのゴブリンにホーミングし、次々と倒していく。


 煙幕がまだ残っている間に、私は逃げ続けた。


 しかし、反対側から狼に乗ったゴブリンの集団が現れた。彼らは矢を放ち始めた。


「ゴブリン・ウルフライダー?」


 矢をかわし、魔法の盾を構えた。


 呪文:マジックシールド


 魔法の盾が他の矢を防いだ。防いだ後、矢を放ち、呪文を唱えた。


【呪文:アローバラージ】


 矢が空中を飛び、ゴブリンウルフライダーたちに向かって複数の矢となって降り注いだ。彼らは次々と倒れていった。


 しかし、残ったゴブリンウルフライダーたちは私を追いかけ続けた。私は次の呪文を使って、残ったゴブリンウルフライダーたちを仕留めた。


【呪文:ホーミングシャドーアロー】


 複数の影の矢が生き残ったゴブリンウルフライダーたちを襲った。また、彼らは影の矢をかわすことができなかった。


 ゴブリンの集団が私の姿を見失った後、私は走り続けた。



【ゴブリンの大群のキャンプ】

【離島】

【フィリピン】

【2024年5月11日】

【11:56】



 私は自分のランニング状況を確認した。


【ペース:6:00】

【距離:3km】

【運動時間:16:00】

【心拍数:100 BPM】



 ランニングウォッチを見てから、ゴブリンの大群のキャンプに遭遇した。


 走るのをやめて木の後ろに隠れた。また、木の棒に縛り付けられた監禁レンジャー隊も見つけた。


「レイラニ。ゴブリンの大群のキャンプと監禁レンジャー隊を見つけた」


「まずは状況を観察する必要がある」


「了解」

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