第67話 サンディエゴビーチ

【ホテル】

【サンディエゴ】

【カリフォルニア】

【2024年5月9日】

【9:15】


 ベッドに座ったまま、テレビを見続ける。一方、レイラニはタブレットを使っている。


 突然、レイラニがこちらに近づいてきた。


「ミキチ。いい考えがあるんだけど」


「何?」


「サンディエゴはビーチシティとして知られているから、一緒にビーチに行こうよ」


「うん!」


 退屈なので、私はすぐに賛成の意を示した。それに、レイラニのビキニ姿も見てみたい。


 レイラニは嬉しそうに微笑んだ。


「サポートチームに連絡して、水着を持ってきてもらうわ」


「わかった」


 30分後、ドアをノックする音が聞こえた。レイラニがドアを開けた。


 女性サポートチームのメンバーが2つの買い物袋を持って現れた。 また、女性サポートチームのメンバーは制服ではなくカジュアルな服装だ。


「水着です」


 女性サポートチームのメンバーが2つの買い物袋を渡した。


「ありがとう」


 女性サポートチームのメンバーは敬礼をして去っていった。 レイラニはドアを閉め、私に袋を手渡した。


「ありがとう、レイラニ」


 私はバッグを開けた。バッグの中には黒のスイムパンツ、タオル、ゴーグル、黒のビーチサンダルが入っていた。


 その間、レイラニはバスルームで着替えをしていた。


 彼女が着替えている間、私はスイムパンツを履き始めた。


 数分後、レイラニがバスルームから出てきた。


「どう?」


 レイラニがそう尋ねると、彼女の顔が赤くなった。


 私はレイラニの全身をじっくりと観察した。彼女は白いビキニと白いビーチサンダルを履いている。


「うーん ・・・白いビキニがすごく似合っているよ」


 私が褒めると、レイラニは微笑んだ。


「ありがとう。行こう」


「うん」


 レイラニと私は急いで小さなバッグをまとめ、ホテルの外に出た。タクシーを呼んでビーチまで送ってもらうことにした。



【オーシャンビーチ】

【サンディエゴ】

【カリフォルニア】

【2024年5月9日】

【10:40】


 タクシーを降りて、私たちはビーチに近づいた。


 歩き回って、誰もいない場所を見つけた。レイラニは大きなタオルを取り出し、砂の上に広げた。そして、私たちはシャツを脱いだ。


「ミキチ、背中に日焼け止めを塗ってあげる」


「うん」


 タオルに座ると、レイラニが私の背後に座った。彼女の冷たくて柔らかい手が私の背中を撫で始めた。


「気持ちいい」


「喜んでもらえて嬉しい」


 同時に、私は恥ずかしくなってきた。


 レイラニが私の背中に日焼け止めを塗ってくれた後、残りの日焼け止めを自分で塗った。


「私の番よ。私の背中にも日焼け止めを塗ってくれる?」


「はい」


 レイラニはタオルの上に寝転んだ。ビキニトップのストラップを外した。


 私はレイラニの素肌の上に日焼け止めを塗り始めた。肌はすべすべで、塗り始めるとすぐにわかった。


 レイラニがこちらを向いてクスクス笑った。私はとても恥ずかしくなった。


「レイラニにからかわれている」と思った。


 レイラニの背中に日焼け止めを塗り終えると、一緒に海に入った。


 しかし、私たちが去る前に、レイラニは私たちの持ち物を守るために孤立バリアの呪文を唱えた。


 水に足を入れると、冷たかった。レイラニは後ろから水をかけ始めた。


「オイ!」


「これでも食らえ!」


 私もレイラニに水をかけ返した。レイラニと私は一緒に笑った。

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