第64話 ランニングストリーマー (6)
【サンディエゴ】
【カリフォルニア】
【アメリカ合衆国】
【2024年5月8日】
【7:50】
私は道路の向こう側まで走って戻った。また、レイラニが私を見つけられるように足跡を残しておく必要があるので、記憶消去の呪文は使わないことにした。
その間、パトカーが現れて土手に駐車した。
反対側に戻ると、私は一番近い路地に隠れた。すると急に眠気が襲ってきた。
時差ボケだ。倒れる前にホテルを見つけなければ。
幸い、スマートフォンと魔法の身分証明書を持っている。でも、まずはいつものランニングウェアに戻らなければ。
「ちょっと待て。レイラニがこっそりウエストポーチにカードを入れたに違いない」と私は心の中でつぶやいた。
【魔法のランナー解除】
私の服はいつものランニングウェアに戻っていた。
私はすぐにスマートフォンを取り出し、地図アプリで最寄りのホテルを探した。 良い評価のついたホテルを見つけ、別のアプリで配車サービスを呼んだ。
15分ほど歩道で待っていると、ドライバーが到着した。私は車に乗り込んだ。
【ホテル】
【サンディエゴ】
【カリフォルニア】
【2024年5月8日】
【8:20】
車は私をホテルの前に降ろした。私はホテルに入り、フロントデスクに近づいた。
「おはようございます」
ホテルスタッフの女性が挨拶をした。
「おはようございます。空いている部屋はありますか?」
「はい。ベッドが2つある部屋が空いています」
「その部屋を予約します」
「身分証明書が必要です」
私は魔法のIDカードとクレジットカードを渡した。
魔法のIDカードは、身分証明に必要なものなら何にでも変身できる。魔法のランナー旅団は、地球ミッションのためにこれらの魔法のアイテムを提供している。
支払いを済ませると、ホテルの女性スタッフがカードキーを渡してくれた。私の部屋は3階にある。
私はエレベーターに乗った。3階に着いてから部屋に入り、ベッドに倒れ込んだ。
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