異世界魔法のランナー旅団

第56話 魔法少女の異常性 （９）

【西港】

【シンガポール】

【2024年5月7日】

【10:30】

　またもやデーモンとグルントの大群が襲いかかってきた。しかし、すかさず矢と呪文を放った。

【呪文：アローバラージ】

　矢が空中に飛び、複数の矢となって降り注いだ。デーモンとグルントは全滅した。

　敵集団を一掃したので、武器を変えることにした。スピリットボウが消えたので、武器呪文を唱えた。

【呪文：スピリットカタナ】

　スピリットカタナを手に取ると、シャドウデーモンロードに向かって斬撃を放ちながら突撃した。しかし、シャドウデーモンソードは黒い剣を出現させて、その斬撃を防いだ。

　その後、剣を交差させた。突然、シャドウデーモンロードが呪文を唱えた。

「ホーミングシャドーアロー!」

　複数の影の矢が僕に迫り始めた。僕はすぐに逃げ、距離を空けた。

　しかし、走りながら、追ってくる複数のホーミングシャドーアローを打ち消す呪文を唱えた。

【呪文：ホーミングシャドーアロー】

　自分のホーミングシャドーアローが、迫り来る複数のホーミングシャドーアローを狙った。 矢は互いにぶつかり合った。

　影魔王は驚きの表情を浮かべた。

「なんだ、お主、わしの呪文を使えるのか?」

　私は別の呪文を唱え、影魔王のもとへ駆け戻った。

【呪文：ウィンドスラッシュ】

　シャドウ魔王は影のバリアを出し、ウィンドスラッシュを防いだ。 さらに、私はスピリット刀で斬りかかった。

　シャドウ魔王を斬る前に、パープルロードが紫の剣で私の攻撃を防いだ。

　私たちの剣がぶつかり合う。

「パープルロード。 私に手を貸してくれるのか?」

「魔法のランナーの戦術を観察していた」

　紫のロードがシャドウ魔王と合体した。 私は二本の剣を防御しなければならない。

「しまった。二対一は不利だ」

「魔法のランナー!死ね!」

　二人のロードは笑いながら剣で攻撃を続ける。 しかし、私は別の武器呪文を唱えた。

【呪文：スピリットカタナ】

　私は二本のスピリットカタナを二刀流で使い、二人のロードに対抗する。

「え?」

　紫の魔王と影魔王が驚きの声を上げた。

　私は二人の剣の攻撃をかわした。かわした後、二人の魔王に二回ずつ斬撃攻撃を繰り出した。

　影魔王と紫の魔王が悲鳴を上げた。

「ギャー!」

　突然、ミッコが現れ、杖でピンク色のビームを発射し始めた。しかし、影魔王と紫の魔王は素早くバリアーでピンク色のビームを防いだ。

「遅れてごめんね!」

「大丈夫だよ」

　戦いは二対二になった。