第31話 ポータル異常レスキュー (7)
【荒野のジャングル】
【中立地域】
【310年】
【11:30】
ミアとエリーが弓兵と戦い始めたので、私は魔法の狙撃兵に向かって走った。
魔法の狙撃兵は、またも私に向かって長距離ビームを放った。しかし、私は素早くかわした。
そして、私は呪文を唱えた。
【呪文:ファイアボール】
ファイアボールは狙撃兵に届かなかった。
【呪文:ストーンエッジ】
岩のトゲも狙いに届かなかった。
「へっ、いつもの攻撃呪文は効かないか」
私はビームを避けながら木陰に隠れた。 そして、腕時計で他の呪文を探し始めた。
「レイラニ。 遠距離攻撃の呪文はないか?」
「遠距離攻撃の呪文は上級魔法です」
「あぁ、ないな」
「弓の使い方は知ってる?」
「うん」
「弓の武器呪文を使えるよ」
エリーが会話に割り込んで文句を言った。
「ミキチ。 ちょっと待って。 前回の戦いで、弓を風魔神に使えた?」
「弓は訓練が少ないから、あまり使いたくない」
「そう」
レイラニもエリーに答えた。
「エリー。風の魔王は風バリアで矢を防いでしまうわ」
「なるほど」
レイラニと私は笑い出した。
「お邪魔してごめんなさい!攻撃を続けてください」
私は再びランニングウォッチに戻った。
素早く呪文メニューをスクロールし、弓武器の呪文を見つけた。私は呪文を唱え始めた。
【呪文:スピリットボウ】
小さなポータルが出現し、そこからスピリットボウが現れた。他のスピリットウェポンと同じ青く光る外観だ。
私は素早くスピリットボウを手に取った。弓で狙いを定めると、矢が手の上に現れた。
また、使える呪文がもう一つ増えていた。私は呪文を唱え始めた。
【呪文:イーグルアイズ】
目が鋭くなり、魔法の狙撃手ははっきりと見えた。魔法の狙撃手は緑色のフード付きマントを身にまとい、背の高い杖を振るっている。
弓で矢を放った。しかし、魔法の狙撃手は矢をかわした。
「どうすれば魔法の狙撃手に命中するの?」
エリーが前の戦いのことを言ったので、私は新しい呪文のことを思い出した。呪文を唱え始めた。
【呪文:ウィンドスラッシュ】
呪文を唱えた後、私はもう一発矢を放った。矢とウィンドスラッシュのコンビネーション攻撃が魔法スナイパーに襲い掛かった。
魔法スナイパーは魔法の盾で防御しようとしたが、ウィンドスラッシュの攻撃で盾は粉々になった。さらに矢が魔法スナイパーを貫いた。
「魔法スナイパーは死んだ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます