第5話 山賊との決着

「もうやめてっ!!!」


ユリーナの声が、静かな村に響き渡る。

その声に気づいたのか、村中の建物の中から村人が顔を覗かせる。


「お、おい!あれ、ユリーナじゃないか!?あいつ、殺されちまうよ!!」


一人の男が声を荒げる。


「まずいぞ!ユリーナ!!やめろ!!」


ほかの住民も声を上げ、モクバ達の方へ歩くユリーナを止めようとする。

しかし、ユリーナは歩くのをやめようとしない。


「やめませんっ!!!だって…だって!!この村に関係ないアランさんとリサさんが戦ってるのに…村長の娘の私が黙って隠れてるなんておかしいじゃないですか!!この村は…みんなは私が守らなきゃ…!!」


ユリーナは涙を浮かべ、大声で叫ぶ。


「ユリーナ…」


村人達は唖然とした表情で静まる。

その声に反応し、ミズキの分身はリサに向けた剣を止めた。


「へっ、また面白い奴が出てきたぜ」


「そーみたいだね♪」


ミズキはニッコリと笑顔を浮かべ、ユリーナを見つめる。


「ユリー…ナ…」


朦朧とする意識の中、アランの耳にはユリーナの叫び声が聞こえた。


(ユリーナが…戦おうとしてる…。なんでだ…!勝てるわけ…ないのに…!)


ぐったりと壁にもたれかかるアランの拳が、グッと握られる。


「…またうるせぇ虫ケラが出てきたのか?ふん、いいぜ、こいつらを殺す前にまずはお前を見せしめに殺してやる…!」


アランの方を向いていたモクバはユリーナの方へ体を向け、ゆっくりと歩き出した。


「ひっ…!?」


ユリーナの体はブルブルと震え出す。

そんな中でも、ユリーナは逃げようとせずレーキをモクバの方へ構える。


「そんなおもちゃで何をしようってんだ…?あぁ!?」


モクバはユリーナの持つレーキを掴むと、まるで細い木の枝のようにポキッと半分に折ってしまった。


「て、鉄のレーキが…!」


あまりの衝撃に、ユリーナは尻餅をつき後ずさりする。


「さぁ、死んでもらうぜ!!」


モクバの腕が振り上げられる。

ユリーナは目を瞑り、死を覚悟した。


(殺される…!!でも、村を…みんなを守って死ぬなら、私は…私は…)


「えぇ、本望よ!!」


そう叫んだユリーナの顔は、笑っていた。

まるで、幸せに包まれたような、満たされた笑顔に。

その時だった。


「やめろぉぉぉお!!!」


村中に叫び声が轟く。

叫び声をあげたのは、頭から血を流すアランだった。


「アラン!」


「アラン…さん!」


アランはフラフラとよろけながら立ち上がり、モクバの方を睨みつけた。


「村を襲って…好きなだけ…暴れて…。この村の人達が…どれだけ困ってたか…分かってんのかぁ!!!」


アランは大声で続ける。


「お前らのせいで…どれだけの人が…怯えてたか…分かってんのかって聞いてんだよ!!!」


その声を聞き、モクバはニヤリと不敵な笑みを浮かべた。


「…しらねぇなぁ。いいか?この世界はなぁ…弱い奴は強い奴に虐げられるしかねぇ!!弱肉強食…それがこの世界の本質だ!!自分の身を自分で守れねぇ奴にはこの世で生きる価値なんてないのさ!!!」


モクバの言葉を聞き、アランは俯きながら歩き出す。


「あぁ、そうかよ…」


アランの手の紋章が、先ほどと同じように黄色く光り始めた。


「あぁ、そうだ」


モクバは改めてアランの方へ向き、攻撃の姿勢をとる。


「だったら俺がっ!!弱い人達を守れるようにっ!!誰よりも強くなってやるっ!!!」


アランは勢いよく走りだす。


「へっ、いくらやったって同じだ!!今度は確実に息の根を止めてやるぜ!!」


モクバは後ろに腕を引く。

すると、モクバの腕はまるで木製のハンマーのように太く、大きく変化した。


「木槌ウッドハンマー!!」


巨大化したモクバの腕が、アランに向かっていく。

しかし、アランは勢いを止めることなくモクバの方へ走り続ける。


「そんなもん効かなねぇよ!!」


アランはその場でジャンプする。

すると、先ほどまでの倍ほどの高さまで飛び上がり、大きなモクバの腕をひらりとかわした。


「な、なんて跳躍力だ…!!」


今までとの能力の違いに、モクバも驚きを隠せずに焦りの表情を浮かべる。


「いける…今のアランさんならいける…!!」


ユリーナは立ち上がり、口元に手を当てた。


「いけぇ!!アランさんっ!!!」


その声に続き、リサも声を上げる。


「やっちゃいなさい!!アラン!!」


今まで静かに様子を見ていた村人達も、隠れていた家から飛び出し声援を送りはじめた。


「頼む!!奴を倒してくれぇー!!」


(みんなが期待してくれてる…!ユリーナの…村のみんなの苦痛を…この剣に込めて!!)


「おらぁ!!」


アランは光り輝く剣を思い切り振り下ろし、太くなったモクバの腕をスパッと切り裂いた。

すると、モクバの腕は肘から切れ落ち、先ほど同様、まるで枯れた植物のように萎れてしまった。


「ぐぁぁぁあ!!?!俺の手がぁぁあ!!」


腕を切られた衝撃と苦痛により、モクバに隙ができた。アランはその隙を見逃さず、モクバの懐へ潜り込んだ。


「これで終わりだ、ドクズ野郎…!!」


アランの剣がモクバの腹を切り裂く。

浅く斬ったのか、そこまで深い傷では無かったがモクバはその場に倒れこんだ。


「あ、アラン…さん…!!」


ユリーナの目から、涙が溢れ出る。

力が抜けたユリーナは、その場に座り込み顔を抑える。


「助けてくれた…解放してくれた…!!アランさんとリサさんが…!!」


涙がポツリポツリと地面に落ちる。

泣き崩れるユリーナの元に、村人達が駆け寄っていく。


「ユリーナ、ごめんな…今まで村長の娘として一人で色々と抱え込んでいたんだな…。これからは…これからはみんなで力を合わせてこの村を守って行こう…!!」


一人の老人がユリーナを抱きしめる。

ユリーナはその老人に抱きつき、大声で泣き叫んだ。


「あーあ…負けちゃったよ、モクバ。あんなに調子乗ってたくせにねぇ♪」


ミズキははぁ、とため息をつきやれやれと呆れた表情を浮かべた。


「ふん、所詮はただの賊だったってことだろ」


「ま、そーだね♪とりあえずここはズラかろーか♪」


「ちっ、まだ暴れたりねぇがな…」


そう言うと、分身ミズキは水となりその場から消えた。


(それにしても、なかなかに恐ろしい子がいるもんだ…これなら"あの人"が目をつけていたのも納得だなぁ♪)


ミズキは村の民家の屋根に登ると、アランの方を見つめ、その場を離れた。


「あっ!ま、待って下さいよー!!ミズキさーん!!」


ネズ達も村人に気づかれぬよう、コソコソっとミズキの後を追って行った。


ーーーーーーーー


「やった…倒したぞー…」


アランは両手を突き上げる。

しかし、今までのダメージでその場にパタリと倒れこんだ。


「アラン!!」


倒れこんだアランの元に、リサが近づく。


「アラン、大丈夫!?」


リサはアランの顔を覗き込む。

すると、アランは満面の笑みを浮かべた。


「やったぞ…リサ…俺…この村を救ったぞ…」


「えぇ、やったのよ!あんたの割にはカッコよかったわ!」


「えへへ…そっか…なぁ………」


アランの頭がコクリと下を向く。


「アラン!?」


リサはアランの心臓に顔を当てる。


「…はぁ、気絶してるだけか。とりあえず手当しないと…イテテ…」


痛みが走りリサは右腕を見る。すると、太刀魚に噛まれた右腕は血で赤く染まっていた。


「…そーだった、私も怪我してたんだった」


座り込むリサの元に、ユリーナが駆け寄ってくる。


「リサさん!大丈夫ですか!?」


「えぇ、私は。アランは気絶しちゃったけど…」


「大変!すぐに治療しないと…って、リサさんも右腕大怪我してるじゃないですか!!アランさんは村の医者に任せて、リサさんは私が手当します!」


「ユリーナ、手当できるの?」


「はい!私、一応村の診療所で見習いの医者をやってるんです!」


「そーなの…凄いわね!」


「ありがとうございます!それじゃあ、私は診療所の先生を呼んできます!ちょっとだけ待ってて下さい!」


そう言うと、ユリーナは村の道を駆け抜けて行った。


「はぁ、まさか旅の初っぱなからこんなことになるなんて…」


リサは大きくため息をついた。


ーーーーーーーー


「こりゃ酷い…」


白衣を着た白髪の老人は倒れるアランを見て驚きの表情を浮かべた。


「肋数本の骨折に、全身打撲…この怪我でよく立ち上がったもんじゃ…」


「そんなに酷い怪我だったんですか!?」


リサは大きな声で医者に聞き返す。


「あぁ…こりゃ"回復の印術"を使うべきじゃな…。よし、印術の準備じゃ!」


医者がそう言うと、医者の後ろに立っていた二人の看護師はアランを取り囲むように座り込んだ。


「…何が始まるの?」


「"印術"です!紋章を使って特殊な力を呼び寄せられる魔法のようなものなんですよ!」


「へぇー、そんなものがあるんだ…」


医者と看護師はアランに手をかざす。

すると、アランの下に白く輝く大きな円が現れ始めた。

円の中には星型の模様が現れ、さらに輝きを増していく。


「"癒いやしの印"!!」


医者の声とともに、アランが光に包まれていく。


「…すごい」


目の前に広がる神秘的な光景に、リサは言葉を失い、ただぼんやりと見つめることしか出来なかった。

アランを包む光が消えていく。

すると、先ほどまで血だらけだったアランの傷は綺麗に治り、ボロボロだった服も全て綺麗に戻っていた。


「す、すご!!さっきまでの傷が全部治ってる!!」


「よかった〜、さ、次はリサさんですよ!リサさんは私が直しますから!」


そう言うと、ユリーナはリサの横に座り右腕の傷に手をかざす。


「"回復の印"!」


ユリーナの手が白く光り始める。

すると、みるみるうちにリサの腕の怪我は治り、痛みも綺麗さっぱり消えてしまった。


「ふぅ、ふぅ、どうですか?痛くありませんか?」


「うん、ありがと!っていうか、ユリーナも印術を使えるのね」


「使えはするんですけど、まだまだ力は弱いし、使うと息切れしちゃうので実用性は低いんです…」


「そっか…でも、私の傷をこんだけ綺麗に治せたんだから、それだけでも凄いわよ!」


リサはニッコリと笑顔を浮かべ、ユリーナの肩に手を当てた。


「…ありがとうございます!本当にお優しいんですね、お二人は…」


ユリーナはまた涙を浮かべる。


「ほら、すぐ泣かないの!涙はもっと大切な時のためにとっておきなさい!」


その言葉を聞き、ユリーナは涙を堪え自分の顔を思い切り叩いた。


「…そうですね、私もアランさんとリサさんみたいに強くならなきゃ!そして、この村を立派に守れるようにならなきゃ!」


ユリーナは拳をグッと握り、空を見上げる。

そのすがたを見て、リサはまるで母親のような温かな笑顔を浮かべた。


(あんたならなれるわよ、もっと強くて立派な女性にね…)


「さぁ、お疲れでしょうから今日は私の家でお休みになって下さい!アランさんは私が連れて行きますから、リサさんはお先に!」


「ええ、それじゃあお言葉に甘えて」


そう言うと、リサは立ち上がりユリーナの家へと向かった。


ーーーーーーーー


リサがユリーナの家に着き少し経つと、アランを背負ったユリーナが酷く疲れた表情で玄関から入ってきた。


「はぁ、はぁ、疲れた…」


ユリーナはベッドにアランを横たわらせると、リサの座るテーブルの前に腰かけた。


「まだ起きないみたいですね、アランさん」


「そうね、ま、治してもらったとはいえあんだけの怪我をした後だもんねぇ…。まさか旅の初めからこんな大変なことになるとは思って無かったわよ…」


リサは苦笑いを浮かべ、横たわるアランを見つめた。


「本当に申し訳ないです…私達の為にこんな酷い目に合わせてしまって…」


ユリーナは頭を下げ、呟く。


「いいのよ!アランも言ってたでしょ?目の前で困ってる人を助けられないようじゃ勇者にはなれないって。そういう事よ」


「…きっとお二人は素晴らしい勇者になれますよ。だって、こんなに心優しくて、強いんですもの。私、応援してますね!お二人が勇者になれように、心から!」


「…ありがと!さ、アランが寝てる間に料理を作ってあげましょ!今回はしっかりと作るわよ!!」


「もちろんです!」


リサとユリーナは気合いを入れ、キッチンへと向かった。


ーーーーーーーー


「ん…」


眩しい光が暗闇に差し込んでくる。

アランはゆっくりと目を開き、重い体を起こした。


「…あれ?怪我が治ってる…!?」


戸惑いながらあたりを見回すと、リサとユリーナがニヤニヤとアランの方を見ていた。


「なぁ、なんで俺の怪我が治ってんだ?」


「診療所の先生が治してくれたのよ。"印術"ってやつで」


「印術?なんだそれ…」


「魔法みたいなものです。紋章を使った」


「へぇ…そんなものが…あ、そういえばモクバ達は!?」


「先程勇者団の第四支部の人が来て拿捕してくれました!ミズキって人達には逃げられちゃいましたけど…」


「そっか…とりあえずは一安心だな…」


アランはふぅと、一息つくとベッドから降り立ち上がった。


「あ、アラン。お腹すいたでしょ?」


その言葉をを聞いた瞬間、アランの体がピクリと反応する。


「え?え、えーと、ま、まぁ…」


「そーだと思って私たちで改めて料理を作ったんです!」


(えぇー!?ま、またあの得体の知れない物を食べさせられるのか!?)


「ほら、料理持ってくるから。とりあえず座ってなさい」


リサはアランを半ば無理やり椅子に座らせ、キッチンへと向かっていく。


「楽しみにしてて下さいね!!」


それに続き、ユリーナもキッチンへと歩いて行った。


(…まずい、せっかく傷が治ったってのにまたあれを食わされたら確実に…死ぬ…!)


俯くアランの体はまるで生まれたての子鹿のようにブルブルと震え始める。

身体中からは、だらだらと嫌な汗が出始める。

そんなアランの木も知らず、リサとユリーナは笑顔で鍋を持ってくる。


「さぁ、私たちが丹精込めて作ったんだから残さず食べてよね!」


「さぁ、どうぞ!」


ユリーナが鍋の蓋をあける。

白い湯気と共に現れたのは、昨日と同じ紫色の得体の知れない物だった。


「え、えーと…これは…何かな?」


「見れば分かるでしょ?カレーよ」


「こ、これがカレー!?どっからどう見ても毒液にしか…」


「なんか言った?」


「いえ、言ってません…」


「さ、私がよそってあげますね!」


ユリーナはご飯の乗ったお皿に、紫色の液体を大量にかけていく。


(あぁ、ご飯が毒に侵されていく…)


「はい、どうぞ!」


アランの前に、カレー(?)が置かれる。

恐る恐る、アランはカレー(?)の匂いを嗅ぐ。


(なんとなくカレーの匂いはするな…。まだ希望はあるぞ…!)


「さ、お腹いっぱい食べなさい」


「前回はダメでしたけど、今回は自信ありますよ!」


(これでよく自信持てるな…)


アランはゴクリと唾を飲み込む。

二人からの鋭い視線を感じながら、カレー(?)をスプーンに乗せる。


(神様、仏様…どうか、どうか俺を助けてください!!)


アランはカレー(?)を勢いよく口に入れる。


「!?」


アランの目が、カッと見開いた。


「う、う、う…」


「どうしたの…?」


「ま、また美味しくありませんでした…?」


「う、う、う…うまあぁぁぁあい!!!!」


アランの声は、静かな夜の村に響き渡った。


「う、美味いよ!二人とも!成功だ!!」


アランは皿に盛られたカレー(?)をどんどんと口に運んでいく。


(俺は今奇跡を見たぞ…あんなに料理ができなかった二人がここまで美味しいカレー(?)を作れるなんて…!見た目はアレだけど…)


「ほら、言った通りでしょ!私にできないことなんてないのよ!」


「よかった…今回も失敗しちゃったかと思いました!」


「いやー、味はちゃんとカレーだよ!」


アランは最後の一口を口に運び、満足そうに手を合わせた。


「ごちそうさま!」


気づけば、アランは鍋のカレー(?)をすべて食べつくしていた。


「ふぅ、お腹いっぱいだ…」


「しっかり完食したわね!」


「喜んで貰えて良かったです!」


ユリーナはにっこりと笑みを浮かべる。


「こっちこそ作ってくれてありがと、二人とも!」


「さ、おなかもいっぱいになった事だし明日からの予定を決めましょう!」


「そうだな。ユリーナ、ここから一番近い街ってどこかわかるか?」


「任せてください!あ、ちょっと待ってくださいね!」


そういうと、ユリーナは木で出来た棚の引き出しを開け一枚の紙を取り出した。


「これ、このあたりの地図です!勇者団の本拠点でもある城塞都市アルハリアまで載ってます!」


ユリーナは椅子に座ると、テーブルに地図を広げた。


「ここからだと・・・大きな時計塔が有名なクロッカスの街が一番近いですかね!かなり発展した街で、きっと宿泊も困らないと思いますよ!」


「クロッカスか・・・よし、次はこの街に行こう!」


「そうね、距離もそんなに遠くないみたいだし」


「ここからクロッカスまでなら半日もかからずに行けると思いますよ!」


「そうか。よーし、そうと決まれば明日の朝には出発だな!」


「そうね、あんまり長居しても迷惑だし。明日の朝9時に出発ってことで」


「おう!・・・それじゃあ今日は早めに寝かせてもらおうかな」


「そうですね!今日は相当お疲れでしょうし・・・私、寝床の用意してきますね!」


そういうと、ユリーナは寝室へと向かった。


「・・・なんだか、いきなり大変なことになっちゃったわねぇ」


リサは大きくため息をつきながらつぶやく。


「そうだな・・・ま、勇者になったらもっと大変なはずだからさ!こんなことで音を上げてる場合じゃないぜ?」


そう言ったアランの目は、無垢な少年のようにキラキラと輝きを放っていた


「・・・そうね。ふん、あんたの割にはそれっぽいこと言うじゃない?」


「・・・それどういうことだよ」


「お二人とも、寝床の準備できましたよー!」


「さ、今日はもう寝ましょ!」


「そうだな。あー、疲れたー!」


こうして、二人の長い一日は終わりを告げたのだった・・・


続く。

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