第14話 がんばれロナすけ 再生

2日後

『あっロナさんですね。どうしたんですか

?』

「契約してるサーバー全部のフィルター交換お願いします。」

さらに2日後

『はい。えっ!?またフィルター全交換ですか!?』

さらに2日後

『またですか!?しかも今何時だと!?』

「そちらの都合なんザ知りませんよ。24時間365日フィルター交換無料で承ります即時対応。って書面にありますよね?だから深夜3時に対応依頼出したんですが?」

『だからって時間をですね』

「時間の配慮をしてくれっては書面にありませんよね?なら深夜だろうが即時対応ってことでしょ?」

さらに2日後

『また交換ですか!?やめてくださいよ!もうあなたのせいで赤字も赤字なんですよ!?』

「知りませんよ。だいたいこっちは交換したその日~次の日には交換が必要なのに、日をおいてるんだ。逆に感謝なさいな。そう、朝交換してその日の夜に交換してってならないだけありがたいと思え。」

『はい!?これ以上交換されたらそれだけで大赤字で倒産ですよ。もう解約させてください。』

おっ、きたきた北海道。富嶺ちゃんの狙い通りだ。台本読んできたかいがあった!おっとこのページだな。

「じゃあ我々に違約金を払ってくれるんですよね?」

『はい!?』

「解約を申し出た人間は違約金を払わねばならない。って契約書に書いてますよね?だから請求してるんですが?」

『払いませんよ。払うのはお客様都合で解約するときお客様が払うんですよ。』

「んなこと書いてないですよ?あくまでも解約を申し出た人間って書いてあるのであって、お客様都合とかそんなの書いてませんよね。書いてあることが絶対ってあなたが言ったんですよね。」

『だいたいこんなにフィルターを交換させて、いったいぜんたい何に使ってたんですか?』

「プールの水とか洗濯の水で使ってましたが?」

『は!?』

「なに言ってるんですかアンタ。プールの水として使ってはいけないとか、洗濯で使ってはいけないっては書いてませんよね?飲めたもんでもないし。だいたい契約書に書いてあることが絶対であって、書いてないことをしてはいけないっては書いてませんよね?」

『じゃあ私だって違約金は払いませんよ?契約書に書かれていることを反故にしてはならないって決まりはありませんしね。』

そーくるんだ。

「バーカ!それ書いてあるわ!契約書のとこに反故にすることを禁ずって。」

『えっ・・・あっ!』

「はいこれで違約金ね。」

『わかりました。では後日小切手持って伺います。』

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