第13話 がんばれロナすけ 破界
くっっっっほほほぉぉぉ~!解約を申し出たらさらに30台契約させられた!ゲスの極み乙女。ならぬ理不尽の極み乙女。かといって、私じゃあどうしようもできないし・・・。
「凉璃様、実は・・・。」
αからΩまで凉璃様に話してみる
「ロナ、ちょっとアホ?」
うっ!凉璃様は白沢かなえっぽい声でそんな鋭いことを言ってくる。凉璃様は私の師匠的な21歳の女子大生メイド、メッチャ美人で背が高くてスタイルも良くて、料理が得意でオタク女子でもあって、女の子として言うとズルい!なんだよな。私は凉璃様を師と尊敬しているのだ!
「いやね、フツーに考えて、これ罠って思わないかしら?まぁこんな経験もロナにとっては大事な勉強ね。さて、私ならこちらにリスクなしで解約させられるけども・・・。それだけでは納得できないわね。可愛い妹分で、かつ愛弟子をバカにされたのだから。」
凉璃様( ノД`)…私のことそんなふーに思ってくれてたなんて!だから凉璃様大好きなんだ!
「凉璃姉ちゃんもロナちゃんもいいかな?」
椎名桜月っぽい可愛らしい声で割って入ってきたのは
「どした富嶺」
「解約で違約金なら、逆にこちらが違約金もらえればみんな納得できるくない?」
さっすが富嶺ちゃん!面白いことを言うし、富嶺ちゃんならフツーにそんなアイデアは思いつきそうだよね。
「アイデアがあるなら富嶺に預ける!」
「じゃあまずは、契約させられたウォーターサーバーを私の言うとこで、私の言う通り接続してね!と、違約金入ったら私と凉璃姉ちゃんと三等分だからね?」
「額次第ならいらないから、額によっては富嶺とロナで二等分しなさい。」
凉璃様・・・!!
「凉璃様がそんなゆーなら、違約金の額ごまかして富嶺ちゃんと半分こしよっか。」
「ロナー。それ私のすぐ近くで言うなー。だからロナアホなんだ。」
「そうそう、悪巧みするのに本人の側で言ってたら、それだけは無意味だよね。」
「てゆーかね、ロナ。私の妹でアホなのは凉星だけでいい。アホが2人以上いたら疲れる。」
とほほ、やっぱ私アホ認定なんだ。
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