第5話 ブリタニアンヘビーメタル 天獄その2

フィーナはナフコで鉄パイプ買ったあと、花火とか使わないハンガーとか使ってステンガンを。しかも落花生を撃ち出せるやつ。そんでBB弾使うクレイモアとか。生活作文もフィーナが。クレイモアとステンガン使って、他校の好きじゃない人の家を襲撃しました。楽しかったです。ってやってすらないことをでっち上げて書きやがったんだ。で、日記もオフ会でオールナイトしました。とか、自作自演で5ちゃんねる炎上荒らしたぜ。とか、お母さんの車の上に乗ってサーファーごっこしました。とか、ゲーセンにクレーンゲーム景品でとったドローン特攻させました。とか、YouTube炎上させてやったぜ。とか、そんなヤバイことばかりをさすがに全部嘘なんだけどね。さすがにこんな宿題出されたら誰だって怒るか。特に教師とかだったら。

「しゃーないか。発案した訳だし、私が対応するしかなしこちゃんかな・・・。」

「いいんですか?」

「叔母さんいないなら私が対応しないとだよね。」

「いやメイド長に対応してもらいましょうよ。」

そっかメイド長がやるか。そんなら対応しないだけ楽できるかな。

「それにリゼル様が対応するのって、おかしくないですかね?だって親戚であって、この家での権限って輪奏様以下じゃあないですか。」

「いや言い方ひどくね?」

「指や手の油をメイド服でふかれる方にはこんな対応で十分です。」

さすがに根にもたれすぎでは?油ふくのルカのマントだけにしよっかな。

「ごめんなさい辛辣に言わないで。」

「しゃーないですね。もう私のメイド服でふかないなら許します。」

やっと許された。しかしよそんちとは言えメイドさんにこんな言われる私って!?

「ところでメイド長って今どこに?」

「今押しかけてきた人の対応してるとこです。奥様の代理ってことで。」

あーらメイド長も大変だな。とは言え責任の一部はあるし私も行かないとかな。

「リゼル様、さっき責任あるっぽいし私もって思いませんでした?」

「えっ?気づいた?エスパー?ニュータイプ?」

「どっちでもありませんが、リゼル様たまにわかりやすいとこありますよ?確かにあんなヤバイこと思いついて実行したリゼル様たちの責任はあるでしょけども、ゆーてあんおばちゃんがろくすっぽ確認しなかったのも、そもそも自分でやるべきものを押しつけてたのが良くないんですよ。リゼル様たちは悪くない訳じゃあないけども、どっちもどっちですよね。ちゅーか、やった張本人が行ったらいろいろもめるじゃあないですか。」

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