プロデューサー募集中
『月ノ瀬ルナ!15歳の1年生!西門学園というお嬢様学校卒業の才女でありダンス全国大会出場経験あり アイドル初心者です!プロデューサー募集中!プロデューサーさんも一緒に成長していきましょう!』
「ふふん、これくらいでいいかしら?」
ルナはプロデューサー募集の張り紙を書いていた
プロデューサーが欲しいからだ
この学園、プロデューサーが付いたらメリットがめちゃくちゃある
まず、手厚い支援を受けれる
プロデューサーが付くことで、仕事もたくさん受けれるようになるし、奨学金や支援金が付与される条件も緩くなる
まぁ空様くんぐらいなら、フリーでも付与されるけどね
プロデューサーが分析して、的確なアドバイスをしてくれるおかげで、成長がしやすくなる
次に、人脈が増える
アイドル、伸び悩んだ時などに誰かに教えをもらったりアドバイスしてもらいたいと思う
そんな時、プロデューサーが付くとあら便利
コミュ障プロデューサーじゃなきゃ、他のプロデューサーやレッスンしてくれる先生などに連絡して、アドバイスが貰えるかも!?
最後!
最後だけは特殊なパターン
それはお勉強を教えてもらえる!
ルナは才女だから大丈夫かもしれないが、成績が悪い人たちはあら大変!
なんとなんと地獄の補習になってしまうかも……!
と、いうことでなんとしてもルナは空に見合う女の子になるため、堂々と空と付き合うためにアイドルとして成り上がる第一歩としてプロデューサー探しをしていたのである
それに、ルナは今、嫉妬の気持ちでいっぱいだったから
「むぅぅぅぅ……!空はあたしのものなの〜っ!」
今日の歓迎会
空のパフォーマンスはルナから見て"最高"の一言だった
そう、パフォーマンスは、だ
「翼っていう女〜、い〜ら〜つ〜く〜ぅ!」
羽生翼
空の大ファンで、空に憧れてアイドルを目指すようになった少女
彼女は空と、生の空と会って、頭を撫でられたのだ
そしてあま〜い声であま〜い言葉を囁かれて脳が見事に破壊されてしまったという
そしてその後も空の隣の席にすわり、空の手を握って、空の腕を胸に押し付けていた
ルナはその行動がお気に召さなかったらしく、大変イラついているのだ
(自分から空と関わるなと言っておいて、自分は空とイチャついて満足しやがって……)
空はこの怒りとイライラをどれにぶつければいいのかわからないので、とりあえずプロデューサー募集の張り紙を制作してみたのである
「ふん!あの女に見せてやる!プロデューサー作ってトップアイドルになって空と付き合ってイチャイチャする姿を!」
そのために、有能なプロデューサーは必要だ、とルナは考えていた
「い、いない……あたしをプロデュースしてくれる人……」
どうやら幼馴染がアイドル学園に入った〜心配なので、一緒に入ります!〜 うさみみ宇佐美 @usami-nano
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。どうやら幼馴染がアイドル学園に入った〜心配なので、一緒に入ります!〜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます