第3話:新しい仲間といつもの会話
「私ジョーがアメリカに引っ越して来た時から仲いいんだけど」
「私なんてジョーと同じ病院で生まれたんですが?」
普通に小雪から初めましての情報食らったんだけど?
「というか喧嘩してるとこ悪いんだけど通訳してる俺の身にもなって、」
「なんてね、コユキ!ジョーの世話しっかりするんだよ!」
「任せな、こいつのことは十分に理解してるから」
そういやメリーって結構日本語上手かったの忘れてた...
もう色々とあれだったので風呂に入ることにした。
「ジョー?一緒に風呂入ろうよ」「やだ」「一緒に入れ」
「やだねーーーーーー」「ここのお風呂は土田家の住人しか操作できないのご存じかな?」「そんな魔法みたいなことあるわけないだろ」「うんないよ」「じゃぁ言うなや」
...てかやばくね?男女の高校生同士で風呂ってこれBANされない?大丈夫?性表現のとこチェック付けた?
「一番風呂いただきー!」「あーくそとられたーーー!」
「小雪もジョー君も本当に仲が良いわね」
「由奈ー!夕飯の材料ってこれでよかったのー?」
「...なんか言ってよ」「...まさか本当に入るなんて思わなかったからさ」「それより狭いからはよ上がって」「一緒に入ろう言ったの小雪さんですよね?」「あぁそんなこと言ったっけ?」
「もう忘れてるよこの女」
なんだかんだで仲いいんだよな俺と小雪って...
「メリーって人と付き合ってたの?」「WHAT!?」
正直言うと...付き合ってない。だって俺そん時軍での勤務兼学生だったし
「実を言うと付き合ってないんだy」「結構ジョー好みなおっぱいのサイズだったと思うんだけど?」「それ言っちゃうの!?」
「だって私悔しいんだもん、」
そう言うと小雪は俺にこう言った
「私そこまで大きくないしそれなのにクラスの男子から変な目で見られるし」「それ以上はよしてくれ俺のウインナーがでかくなる」「だまれシャウ〇ッセン」「そこまで小さくないわ」
「あ?見せるの?」「お前に見せるかよ」「襲われたらいやだもんね」「誰がお前なんか襲うかよ」
今更ながら俺は小雪と背中合わせで風呂に入っている。
つまり俺らは互いに体を見せないようにしているため下ネタ言い放題なイベントが風呂で開かれているのだ。
「...ジョーはもし私と付き合うってなったらどうしたい?」
「そりゃ...」
俺は背中をゆっくりと小雪の方へ倒す
「一生小雪の命を守り続けるよ」
「んじゃ、俺は先に上がるよ」「う、うんわかった」
「この鈍感野郎め、そろそろ気付いてほしいな」
風呂も上がり、そろそろ由奈さんが夕飯を準備してくれてるところかなとわくわくしていると、
「ジョー、あんたまさか」「何も言うな、連れ込まれたんだ」
うん母さんがいた。どうやら日本の車の免許を取りに行っていたらしい、、、
「母さんもしかして、、教習所でドリフト決めてないよね?」
「えなに友香あんた向こうでそんなことしてたの?」
「してないってだってアメリカって平面な道路がほとんどなのy」「いえ母は完全に某車のレースゲームのように暴走してました」「余計なこと言うんじゃねーーーーーー!」
「友香、私たち元アイドルなんだからそんなことするんじゃないの」「いや初耳すぎますってその情報」
なんなんだ今日は、母さんと由奈さんが元アイドルって、
確かに両方美人だなぁってのは分かってたけど、
「ジョー、少しの時間私の部屋に来てくれない?」
「なんでだよ、てか髪ダラダラじゃねーか」
小雪が風呂から上がったんだが髪の毛を拭いていない、
滑って転んだらあれだぞ?作者の母親みたいに縫うことになるぞ
いやだなぁと思いつつ結局小雪の部屋へと向かう
「ジョー、ドライヤーで髪乾かしてよ」
「あぁ、それならお安い御用だ」
どうやら髪をとかすのを手伝ってほしいだけのようだった、
「ジョー意外とクシの使い方うまいんだね」
「まぁな、米軍の基地で色々と手伝いしていたし」
「つまり何でもできるわけね」「なんでもは無理だけど大抵の事は出来るぞ」「料理は?」「絶対に無理」
俺が料理なんてしてみろ、どんな食材をも炭に変えてしまうからな
「じゃあ明日調理実習が楽しみだね?」
小雪が悪い顔で俺に問う
「ナニイッテンダヨユウヨユウ」
声が震えた、いやなんで学校初日で調理実習があるんだ
「小雪ー!ジョー君!ご飯出来たよー」
夜ご飯が出来たそうなので頂くことにした。
ちなみに出てきたのは納豆とワサビがのった蕎麦だった。アメリカ人の俺にとって罰ゲームなのだがせっかく来て頂いて飯まで作ってくれたんだ。腹一杯食わせてもらうぞ
「ジョー凄いじゃん納豆食べれて」
「こ、これくらい平気だよ」
俺は涙目になりながら小雪に言った
「ごめんやっぱ無理」
納豆の匂いには適わなかった、これ食べれる日本人が凄すぎる。
「ジョーもしかして小雪ちゃんといい感じなの?」
母さんが急に俺に問いかけた、そして俺は水を吹きかけむせてしまった
「な、ななんてこと聞くんだよ」
小雪が答えた、その答えは
「もちろんいい感じですよ、このまま結婚なんてしたいななんても考えてます」「おいごらーーー!」
「由奈、私たち孫が見れるのね」
「えぇ、本当にありがとうねあなたたち」
「ちょいまちちょいまち」「ジョーは私と結婚したくないの?」「早いわ、俺らまだ高校生だぞ」
なんつーこと言い出すんだこいつは、よく俺の母さんの前でもそのキャラ出来るよな小雪は
「ごちそうさま、ジョーの部屋行っちゃおーっと」
「...この家にオートロック機能付けよっと」「冗談だから勘弁してくれ」
次の日の朝
「.........んぁーおはよぉ..」「おはよ、朝食作っといたぞ」
小雪が起きた、しかも俺も今日から学校だ。
いつも朝俺に朝食を用意してくれていたんだ、俺もなにかできないかと思って朝食を用意しだんだが...
「ダークマターだね、」「いただきマース」
果たしてお味の方はどう言われるのだろう
「え、普通に美味しいんですけど」「でも胡椒は入れすぎだね」「開けるのめんどくて入れ物破裂したわ」「さすが現役米軍、握力おばけ」「もっと崇めよ」「図に乗るな」
しょうもない笑いで包まれる朝なのだ、それがなにかと楽しいのである。
「よーっし今から学校までの道のり案内するけど、分からないことあったら私に聞いてね」
「小雪さーん今日パッド詰め込みすg」「おう表出ろや」「冗談でっせ姉御」「んで、これさ半ズボンとかないわけ?」「服装は日本でこれが基本なの、他の学校とはネクタイやズボンの色で区別してるよ」
制服?ってのを来て学校へ行くらしい、今はまだぎこちないがいずれ慣れるのだろう
しかしやっぱ、制服姿の小雪が可愛い。
きっと高校では色んな男子が告白して散っているんだろうな。
「とりあえず行こうよ、私の友達にジョーのこと紹介したいからさ」「その焦げた目玉焼きしっかり喰えよ」「お前が食え」「朝から大量に胡椒摂取してたまるか」「じゃあ俺食うからな」
俺は自分の失敗した料理を食べる。もちろん小雪の食いかけなので関節キスしたということになる。
「どう?」「オェーゴホ、ゴホ...」
朝から気持ち悪い、吐きそうだ、
そんな時にメリーから電話がかかってきた。
「ジョー、あんた昨日の続きなんだけ、ど、」
「メリー、何も言うな、」「おけ私日本で暮らすわ」
そう言っただけでメリーは電話を切った。何がしたいんじゃ、
「おーいはよ行くぞー」「あー今行くわ」
小雪の友達がどんなやつらなのか楽しみだな。
「なぁ、学校はまだなのか?」「あと5分くらいだよ」「徒歩なの!?えみんな徒歩でこんなに歩いて大丈夫!?」「おちつけデカブツ」「誰がデカブツだよ」
「私たちの家の立地が悪いだけでほかの人たちはバスや親の送迎ばかりだよ」「...俺もバス乗りたい」
「と言われてもここバス通ってないからなぁ」
すこし拗ねてる時だった、「小雪!おっはー」
「あ、大介君!」「ん?知り合いか?」
「同じクラスの人だよ、学級委員やってて野球部のキャプテンなんだよ!」「ほぇー、そりゃあいい筋肉してる訳だわ」
「小雪、もしかしてこいつが幼なじみの外国人?」
「そうだよ〜」「ジョセフ・ブラッドリーだ、ジョーって呼んでくれ」「浅尾大介だ、宜しくジョー」
この時互いに気づいたことがある。
俺ら気が合うんじゃないかってね。
「俺的には足の筋肉はもう少し鍛えてみたら面白そうなんだよね、」「確かにハムストリングの反発はいくらあってもいいし」
なんか、上手くいってる。お互い筋肉が命のようなものだからか意見交換したり日本のことを小雪より教えてくれている。そりゃあ男嫌いの小雪でも心を開いてる訳だ。
「ちょっと教室に着いてまで筋トレの話してるわけー?」「だってここまで意見交換出来るやつ軍にしかいなかったんだからいいだろ〜?」
そう言うとクラスのヤツらは驚いた
「ジョーって軍人だったの!?」「しかも日本語が日本人より上手いってどういうことだよ、」
「もしかして大介さ、小雪ジョーに取られるんじゃね?」「おいお前本人いるんだから」
「ふーん、なるほどね笑」「笑うなや」
なるほど、まぁ進捗状況によるけど小雪と大介の相性は結構いいと思うな、むしろ幸せになってくれ。
「...確かに俺は小雪さんを狙ってはいるけど俺より過ごしてる奴がいるから多分無理だろうな」「あえてここでは言わんけど」
大介が言ってる人ってのは多分俺のことだろうな、
「はーい皆さん席に着いてください」
どうやら朝のホームルーム?というのが始まるそうだ、つまんねー
「えー今日からこのクラスの一員となる
ジョセフ・ブラッドリーだ、彼はお父さんがアメリカ人でお母さんが日本人の両親を持つ。日本語がほぼ完璧に話せるそうだから仲良くするんだぞ」
「ジョーと呼んでください、日本での暮らしや学校生活にいち早く慣れていきますのでよろしくお願いします。」
初めて日本語で自己紹介をしたからか緊張した。
さっと席に戻ろうとした瞬間担任が
「そいや今日2時間目に調理実習あって5時間目に水泳あるがいけるか?」
「...え、」
調理実習は聞いていたが水泳に関しては何も聞いていない。まず水着を基地に置いてきてるから手元にない、そして...男の諸君なら分かるだろう。幼馴染の水着姿なんて見たら下半身の箸が脈打って授業に集中出来なくなってしまう。どうしようか、
「俺家から予備持ってこようか?」
「マジか!?大介ありがとう!」
なんと大介が予備を持ってきてくれるそうだ、日本人は思いやりのある人だらけと聞いたが本当だったなんて、ありがたい...んだけど
「わりぃ俺サイズXLなんだわ」「流石にそこまでデカいのない」
そりゃあそうだ、身長2mピッタリの体重87kgのサイズを持ってるやつなんているわけが無い
「......」
小雪が俺の事をジッと見ている。怖い、怖すぎますぜ姉御。まるでヤクザのような目つきしていまっせ
「と、とりあえず席戻ろう、うん。今日は見学でいいからさ...」「分かりました」
そうして席に戻った時に小雪が小声で
「帰りにモール寄ろうね」と声をかけた。
新しい学校、仲良くしていけそうな同級生と担任。
そして楽しみな小雪の水着姿。アメリカより楽しい学校生活よ、思う存分楽しませてもらうぞ!!!!
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